2018年8月31日(金)、東京・渋谷区の太田記念美術館で「没後160年記念 歌川広重」のプレス向け内覧会が開催された。
「東海道五拾三次之内」など、日本各地の風景を叙情豊かに描いた浮世絵師・歌川広重は、安政5(1858)年9月6日に没。今年は広重が亡くなってからちょうど160年となる。
展覧会では、館蔵品の広重作品の中から、選りすぐった名品を紹介。代表作の風景画をはじめ、普段紹介されることの少ない美人画、花鳥図など200点以上が展示される。
また出羽国天童(現在の山形県天童市)織田藩から依頼され、制作をした掛け軸も紹介。こちらは天童広重と呼ばれる作品群となる。
太田記念美術館のコレクションで最も点数が多いのは広重の作品だが、同館で広重に焦点を当てた回顧展が開催されるのは13年ぶりとなる。
この秋は、広重美術館(山形県天童市)、那珂川町馬頭広重美術館(栃木県那珂川町)、静岡市東海道広重美術館(静岡県清水市)、中山道広重美術館(岐阜県恵那市)でも、広重没後160年展を記念した展覧会を開催。各館での相互割引も実施される。
「没後160年記念 歌川広重」は太田記念美術館で、2018年9月1日(土)~10月28日(日)に開催。観覧料は一般 1,000円、大高生 700円、中学生以下は無料。
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