2019年4月19日(金)、東京・新宿区の東京オペラシティ アートギャラリーで「トム・サックス ティーセレモニー」の内覧会が開催された。
独自のまなざしで日本文化に深いリスペクトを向けるトム・サックス(1966-)が、ティーセレモニー(茶会、茶道)に本格的に取り組む展覧会。
「トム・サックスティー セレモニー」は、2016年ニューヨークのノグチ美術館での展覧会のために制作された。その後、2016年から2017年にかけて、「Space Program: Europa」(2016-17)の一環として、サンフランシスコのイエルバ・ブエナ芸術センター、ナッシャー彫刻センター(2017-18)に巡回した。
サックスは、日本の伝統的な茶の湯の世界と、儀礼や形式を独自の解釈で再構築した作品を制作するために、2012年から本格的に茶道を学び始める。以来、日本国内での発表を念頭に置いてきた。今回の展覧会は、サックス自身が切望していた、日本での初個展となる。
展示作品は、内路地、外路地の庭や、手作りの合板の茶室、鯉が泳ぐ池などのインスタレーションのほか、今までサックスが制作してきた、さまざまな茶道具を紹介。茶の湯に取り組むきっかけとなった「Space Program2.0: MARS」展(2012年)からの発展や歩みを振り返る。
「トム・サックス ティーセレモニー」は東京オペラシティ アートギャラリーで、2019年6月23日(日)まで開催。観覧料は一般 一般 1,400円、大学・高校生 1,000円、中学生以下は無料。
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