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レポート
ベルリン国立美術館展~学べるヨーロッパ美術の400年~
国立西洋美術館 | 東京都
「真珠の首飾りの少女」、待望の初来日
夏休みに向けての大型展覧会が続々とスタートするこの季節、国立西洋美術館では「ベルリン国立美術館展」が開幕しました。フェルメールの《真珠の首飾りの少女》は初来日です。
第1章「15世紀:宗教と日常生活」
アルブレヒト・デューラー《ヤーコプ・ムッフェルの肖像》(左)
第4章「17世紀:絵画の黄金時代」
真贋論争に揺れた、レンブラント派《黄金の兜の男》(左)
セバスティアーノ・リッチ《バテシバ》(右)
第5章「18世紀:啓蒙の時代へ」
ジェン=バティスト・シャルダン《死んだ雉と獲物袋》(左)
第6章「魅惑のイタリア・ルネサンス素描」
ベルリン国立美術館はひとつのミュージアムではなく、ベルリンにある15の総合美術館・博物館の総称です。その歴史はプロイセン帝国時代に遡ります。

強力な経済力を背景に、国家的に美術品を蒐集していったプロイセン帝国。19世紀には王家のコレクションを元に、プロイセン帝国の首都ベルリンに国立美術館・博物館が誕生し、現在の礎となりました。


第1章「15世紀:宗教と日常生活」

展覧会は6章での構成。15~18世紀までの時代別と素描の章で、作品は107点です。

 第1章「15世紀:宗教と日常生活」
 第2章「15-16世紀:魅惑の肖像画」
 第3章「16世紀:マニエリスムの身体」
 第4章「17世紀:絵画の黄金時代」
 第5章「18世紀:啓蒙の時代へ」
 第6章「魅惑のイタリア・ルネサンス素描」


第5章「18世紀:啓蒙の時代へ」

もちろん、最大の目玉はヨハネス・フェルメールの《真珠の首飾りの少女》。左側の窓から光が差し込むフェルメールお馴染みの構図で、壁にかかった小さな鏡の前でポーズを取る可憐な女性。自筆は僅か36点といわれているフェルメール作品の中でも、傑作と称されるひとつです。


ヨハネス・フェルメール《真珠の首飾りの少女》

ルーカス・クラーナハ(父)の《ルクレティア》にも注目が集まります。ローマ王政期の悲劇であるルクレティア自害の物語を描いた作品で、37.3×23.9cmという小品ですが、エロティックな身体と意思の強い表情は、強い存在感があります。


ルーカス・クラーナハ(父)《ルクレティア》

素描版画館からは、ボッティチェッリやミケランジェロなどの素描29点も来日。これらの素描は保管上の理由で、一般公開後は4年間非公開になってしまいます。お見逃しないように。


第6章「魅惑のイタリア・ルネサンス素描」

6月30日(土)から同じ上野公園内の東京都美術館で開幕する「マウリッツハイス美術館展」にも、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》が出展されます。フェルメール好きにはたまらない夏になりそうです。(取材:2012年6月12日)

フェルメール全点踏破の旅

朽木 ゆり子 (著)

集英社
¥ 1,050

料金一般当日:1,500円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon
会場
会期
2012年6月13日(水)~9月17日(月・祝)
会期終了
開館時間
9:30〜17:30
金曜・土曜日 9:30〜20:00
※「カフェすいれん」以外のミュージアムショップ等の館内施設の営業は開室時間と同じ
休館日
毎週月曜日
※ただし、月曜日が祝日又は祝日の振替休日となる場合は開館し、翌平日が休館
※年末年始(12月28日〜翌年1月1日)
その他、臨時に開館・休館することがあります。
住所
東京都台東区上野公園7-7
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト http://www.berlin2012.jp/
展覧会詳細 ベルリン国立美術館展~学べるヨーロッパ美術の400年~ 詳細情報
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