川口市立美術館は、JR川口駅西口から徒歩2分、川口総合文化センター・リリアに隣接する場所に、2026年9月、グランドオープンします。香山建築研究所が手がけた2階・M2階・1階からなる建物は、周囲の景観と調和しながら、訪れる人々が自然を身近に感じられる設計となっています。
当館が目指すのは、子どもから大人まで、美術を愛する方はもちろん、ふとこの場所を訪れた方も、それぞれの時間を心地よく過ごせる「公園のような美術館」です。作品と向き合う時間も、木々の緑や光に包まれて静かに憩う時間も、等しく豊かな体験となる場でありたいと考えています。
ものづくりのまち・川口に息づく創造の精神を受け継ぎ、この土地にゆかりある作家や作品を未来へと継承していくこと。そして、いまこの街で新たな表現に挑む作家たちの創作活動を支え、その可能性を育んでいくこと。それらが、当館が果たすべき大切な使命です。
美術館は、作品を鑑賞するためだけの場所ではありません。立ち止まり、思索を深め、語り合い、ときには静かに心を澄ませることのできる、開かれた文化の場でもあります。
この場所から生まれる小さな発見や感動、思索の積み重ねが、人と人、人とまちをゆるやかに結び、未来へと続く豊かな文化の風景を育んでいく。そのような場を、皆様とともに築いてまいります。