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ボイスとパレルモ、師弟の作品を展観 ― 埼玉県立近代美術館
(掲載日時:2021年7月9日)

埼玉県立近代美術館「ボイス+パレルモ」会場
埼玉県立近代美術館「ボイス+パレルモ」会場

第二次世界大戦以降の最も重要な芸術家のひとりとされるヨーゼフ・ボイス(1921-1986)と、ボイスの教え子だった画家ブリンキー・パレルモ(1943-1977)の作品を紹介する展覧会が、埼玉で始まる。

ヨーゼフ・ボイスはドイツ・クレーフェルト出身。大戦中に負傷し、治療のために用いられた脂肪とフェルトを、後年の美術表現の素材にするなど、芸術を社会のあらゆる領域へと拡張するべく、さまざまな作品を制作。デュッセルドルフ芸術アカデミーの教授になってからは、多くの芸術家を輩出した。

ブリンキー・パレルモはドイツ・ライプツィヒ出身。デュッセルドルフ芸術アカデミーではヨーゼフ・ボイスのクラスで学び、カンヴァスや木枠など絵画の構成要素そのものを問い直すような独自の作品を制作。33歳で早世した。

展覧会では、師弟にあたるボイスとパレルモの1960—70年代の作品を中心に構成。両者の作品を概観しながら、「フェルトと布」「循環と再生」といったキーワードで両者を並置して見せていく。

ボイスは初期のドローイング、欧米以外では初めての展示となる60年代のボイスの最重要作品《ユーラシアの杖》(クンストパラスト美術館)など約80点を、パレルモは現存しない壁画作品のドキュメンテーション、70年代の代表作である「金属絵画」など約50点を展示する。

日本でボイスを紹介する展覧会は約10年ぶり、パレルモは公立美術館としては初の展覧会となる。

「ボイス+パレルモ」は埼玉県立近代美術館で2021年7月10日(土)~9月5日(日)に開催。入館料は一般 1,300円など。


埼玉県立近代美術館「ボイス+パレルモ」会場
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