千葉市美術館「ジャポニスム 世界を魅了した浮世絵」会場
19世紀後半に西洋を席巻したジャポニスムの画家たちが、浮世絵版画から影響を受けていた事に着目し、浮世絵の特性と魅力を再発見する展覧会が千葉で始まる。
浮世絵版画は当時の日本人にとっては身近な存在だったが、西洋の人々にとって初めて出会う日本の美意識は新鮮な驚きを与え、視覚表現に大きな変化が起こった。
展覧会では浮世絵の名品を中心に、欧米、ロシアからジャポニスムの作品を加えた約220点を展示。北斎、広重、ゴッホ、ホイッスラーなど、総勢70人の作家による浮世絵とジャポニスムの名品が一堂に会する。
展覧会の特徴といえるのが、ロシアにおけるジャポニスム作品。ジャポニスムの動向はロシアでも見られたが、これまで日本で本格的に紹介されることはあまりなかった。
「ジャポニスム 世界を魅了した浮世絵」は千葉市美術館で2022年1月12日(水)~3月6日(日)に開催。入館料は一般 1,500円など。
千葉市美術館「ジャポニスム 世界を魅了した浮世絵」会場
千葉市美術館「ジャポニスム 世界を魅了した浮世絵」会場