東京都美術館「フィン・ユールとデンマークの椅子」会場
デンマークの家具デザイナーのなかでも、ひときわ美しい椅子をデザインしたことで知られるフィン・ユール(1912-1989)のデザインの魅力に迫る展覧会が、東京で開催される。
フィン・ユールはコペンハーゲン近郊フレデリクスベア生まれ。
1940年代には《イージーチェア No.45》《チーフテンチェア》など、代表作となる椅子をデザイン。
1950年代はアメリカへと活動の場を広げ、国連本部ビルの信託統治理事会議場のインテリアと家具デザインを手掛けるなど、国際的に名を広めた。
展覧会はデンマークの家具デザインの歴史と変遷をたどる企画で、フィン・ユールをはじめ、デンマークの優れたデザイナーたちの豊かな発想から生まれたさまざまな椅子が出展。
会場では、実際に椅子に座り、そのデザインを体験できるコーナーも設けられる。
椅子研究者の織田憲嗣氏が長年にわたり収集してきた20世紀の家具、日用品のコレクションである「織田コレクション」を、東京でまとめて紹介する初めての機会となる。
「フィン・ユールとデンマークの椅子」は東京都美術館 ギャラリーA・B・Cで2022年7月23日(土)~10月9日(日)に開催。入館料は一般 1,100円など。
東京都美術館「フィン・ユールとデンマークの椅子」会場
東京都美術館「フィン・ユールとデンマークの椅子」会場
東京都美術館「フィン・ユールとデンマークの椅子」会場