東京国立近代美術館「ガウディとサグラダ・ファミリア展」会場
ユニークな造形で世界中の人々を魅了している建築家、アントニ・ガウディ(1852-1926)の全貌を紹介する展覧会が、東京ではじまる。
スペイン、カタルーニャ地方生まれのガウディは、バルセロナを中心に活動。同市内にはサグラダ・ファミリアをはじめ、カサ・ビセンスやグエル公園、カサ・バッリョ、カサ・ミラなど、世界遺産に登録された建築が点在している。
ガウディはカタルーニャ地方の歴史や風土を掘り下げながら、西欧のゴシック建築やスペインならではのイスラム建築など、時代や様式を飛び越える革新的な表現を追求した。
展覧会では1882年の着工から140年余を経て、ようやく竣工の目途がたってきた未完の聖堂「サグラダ・ファミリア」に焦点をあてながら、ガウディの建築思想と造形原理を読み解いていく。
また、ガウディ独自の制作方法に注目。あわせて100点を超える図面や模型、写真、映像も展示される。
「ガウディとサグラダ・ファミリア展」は、東京国立近代美術館で2023年6月13日(火)~9月10日(日)に開催。入館料は一般 2,200円など。
東京国立近代美術館「ガウディとサグラダ・ファミリア展」会場
東京国立近代美術館「ガウディとサグラダ・ファミリア展」会場