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    20点以上の〈睡蓮〉が一堂に ― 今秋から国立西洋美術館などで「モネ 睡蓮のとき」
    (掲載日時:2024年6月12日)

    「モネ 睡蓮のとき」のアンバサダー 俳優の石田ゆり子さん
    「モネ 睡蓮のとき」のアンバサダー 俳優の石田ゆり子さん

    印象派を代表する画家のひとりとして知られるクロード・モネ(1840-1926)の晩年の制作に焦点をあてた展覧会が開催されることになり、都内で記者発表が行われた。

    モネは晩年、最愛の家族の死や自身の眼の病など多くの困難に直面したが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池を主題に、大画面で睡蓮を描いた数々の名作を制作。〈睡蓮〉の連作は、世界中の美術館で愛されている。

    今回の展覧会では、マルモッタン・モネ美術館から約50点の作品が来日。日本国内で所蔵されているモネの名品も展示する。

    展覧会は「セーヌ河から睡蓮の池へ」「水と花々の装飾」「大装飾画への道」「交響する色彩」の4章に加え、エピローグ「さかさまの世界」という構成。

    最大の見どころは、長辺が2メートルを超える大画面の〈睡蓮〉に囲まれる展示。展覧会全体で〈睡蓮〉が20点以上が揃うのは、過去最大規模といえる。

    展覧会のアンバサダーには、俳優の石田ゆり子さんが就任。記者発表に登壇した石田さんは「19歳でパリに行った時にオランジュリーで作品を見て依頼、モネが大好き。展覧会のアンバサダーに憧れていたので、まさかモネの展覧会で担当できるとは」と語った。石田さんは展覧会のテーマソングや音声ガイドも務める。

    「モネ 睡蓮のとき」は国立西洋美術館で2024年10月5日(土)2025年2月11日(火・祝)に開催。観覧料は一般が当日 2,300円、前売 2,100円。

    東京展の後、京都市京セラ美術館(2025年 3/7〜6/8)、豊田市美術館(6/21〜9/15)に巡回する。


     
     


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