
東京藝術大学大学美術館取手館「藝大取手コレクション展 2025」会場
茨城県取手市の東京藝術大学大学美術館取手館で、「藝大取手コレクション展 2025」が開催される。
取手館および取手収蔵棟には約13,000件の作品が収蔵されており、その多くは東京藝術大学で学び、卒業していった学生たちの制作によるもの。
一方で、明治時代に導入された石膏像や古墳時代の埴輪など、教育のために収集された資料も含まれており、こうした多様性が取手館コレクションの特色となっている。
同館は2024年に新たな収蔵施設「取手収蔵棟」が竣工し、未来の学生たちの作品を保存・継承する環境が整った。さらに、昨年で取手館が開館30周年を迎えたことを記念し、本展は取手市との共催で行われる。
展示は3章構成で、第1章「自画像:1925→2025」では、1898年から続く自画像収集の中から、大正・昭和・平成・令和の4つの時代を代表する作品を紹介。
第2章「卒業・修了制作:学びの集大成」では、優秀な学生の日本画、油画、彫刻、工芸、デザイン、先端芸術表現、GAPなど多彩な作品を選抜して展示する。
第3章「過去に学ぶ:未来へ繋ぐ教育資料」では、教育のために集められた芸術資料を通して、学びの継承の意義を伝える。
「藝大取手コレクション展 2025」は、東京藝術大学大学美術館取手館で2025年11月13日(木)~11月30日(日)に開催。入場無料。

東京藝術大学大学美術館取手館「藝大取手コレクション展 2025」会場

東京藝術大学大学美術館取手館「藝大取手コレクション展 2025」会場

東京藝術大学大学美術館取手館「藝大取手コレクション展 2025」会場