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戸栗美術館「古伊万里 いきもの図会展」
伊万里焼にあらわされた「いきもの」を主題とした展覧会が、戸栗美術館で開催される。
伊万里焼は動物、植物、幾何学、人間などの多彩なモチーフが魅力といえるが、中でもいきものモチーフは、中国からの影響を受けていたり、魔除けや幸福を招くといった意味が込められていたり、当時の絵画や工芸品から着想を得ていたりと、様々な背景を持っている。
展覧会では戸栗美術館のコレクションの中から約80点を厳選して紹介。
30種類以上のいきものモチーフを、意味や逸話、伊万里焼における具体的な表現といった多様な視点から紐解いていく。
主な出展作品は、子孫繁栄や富の象徴とされる魚形の《染付魚形皿》、威厳のある龍と虎が対峙する様子が描かれた《染付龍虎文水指》、辟邪の象徴である獅子を色絵で表現した《色絵獅子置物》など。
「古伊万里 いきもの図会展」は、戸栗美術館で2026年1月8日(木)~3月22日(日)に開催。観覧料は一般 1,200円など。

《染付 魚形皿》伊万里 江戸時代(17世紀中期) 口径16.6×13.2㎝ 戸栗美術館収蔵

《染付 龍虎文 水指》伊万里 江戸時代(17世紀後半) 通高18.5㎝ 戸栗美術館収蔵

《染付 蝶形皿》伊万里 江戸時代(17世紀後半) 口径11.5×7.0㎝ 戸栗美術館収蔵

《色絵 獅子置物》伊万里(柿右衛門様式) 江戸時代(17世紀後半) (左)高14.8cm (右)高15.2㎝ 戸栗美術館収蔵

《色絵 鳳凰文 鉢》伊万里 江戸時代(17世紀末~18世紀初) 口径19.7㎝ 戸栗美術館収蔵

《染付 鳥形合子》伊万里 江戸時代(17世紀後半) 通高5.4㎝ 戸栗美術館収蔵