
あべのハルカス美術館で「密やかな美 小村雪岱のすべて」会場
大正から昭和初期にかけて活躍した美術家・小村雪岱(1887~1940)の画業を総覧する大規模展覧会が、あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)で始まる。
雪岱は日本画や書籍装幀、挿絵、美術考証や舞台装置など多岐にわたる表現を展開し、端正かつ情緒豊かな画風から「昭和の春信」とも称された。
展覧会は、日本画作品をはじめ、文学者との交流を反映した装幀作品や挿絵、舞台美術関連資料を網羅的に展示する構成。
展覧会は前期(12月27日〜2月1日)と後期(2月3日〜3月1日)に分かれて展示替えを実施し、代表作《青柳》《春告鳥》《雪兎》など、季節やモチーフごとの魅力を比較鑑賞できる。
また、泉鏡花をはじめとする文学者との関係や、日本画家・松岡映丘との協働など、雪岱の創造ネットワークも多角的に描き出す。
「密やかな美 小村雪岱のすべて」は、あべのハルカス美術館で2025年12月27日(土)~2026年3月1日(日)に開催。観覧料は一般1,800円など。

あべのハルカス美術館で「密やかな美 小村雪岱のすべて」会場

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