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博物館コレクションの価値を再考する最新刊 ― 『博物館収蔵コレクションの公開と活用』
(掲載日時:2026年2月9日)

『博物館収蔵コレクションの公開と活用』
『博物館収蔵コレクションの公開と活用』

博物館が所蔵する膨大なコレクションを、いかに社会に開き、活用していくかを主題とした書籍『博物館収蔵コレクションの公開と活用』が、雄山閣より刊行された。博物館資料の保存と公開、利活用をめぐる現状と課題を多角的に整理し、今後の博物館のあり方を展望する内容である。

近年、博物館や美術館では、収蔵資料の増加や保管環境の制約、公開機会の偏在など、コレクション管理をめぐる問題が顕在化している。本書は、こうした課題を踏まえ、収蔵コレクションを「保管する対象」にとどめず、「活かされる資源」として捉え直す視点を提示する。

内容は、収蔵コレクションの公開と活用の意義を論じる総論に始まり、公立博物館へのアンケート調査による現状分析、民具・考古・美術・自然史資料など各分野の具体的な実践事例を収録する。さらに、データベース化や地域連携、社会的課題への応答といった観点から、収蔵資料の新たな可能性を検討している。

編著者は法政大学名誉教授で、長年にわたり博物館学およびコレクション研究に携わってきた金山喜昭氏。

博物館関係者や学芸員をはじめ、文化財の保存・公開、ミュージアムの社会的役割に関心をもつ読者にとって、有用な知見を提供する一冊といえる。

A5判・192ページ。2,640円。

 → 博物館収蔵コレクションの公開と活用

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