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泉屋博古館「文化財よ、永遠に 2026 ―次代につなぐ技とひと」ポスター
京都市左京区の泉屋博古館で、特別展「文化財よ、永遠に 2026 ―次代につなぐ技とひと」が開催される。
展覧会は、住友財団が1991年の創立以来続けてきた文化財維持・修復事業助成の成果を紹介する企画。
修理を経てよみがえった文化財を展示し、保存修理を取り巻く環境や技術、人の営みに光を当てる。社会の高齢化や担い手不足、財政難、災害の激甚化など、文化財を取り巻く厳しい状況を背景に、修理の意義を広く伝えることを目的としている。
展示は、修理を終えた文化財そのものの価値を紹介する「ものへの光」、修理に必要な技術や材料、道具を示す「わざへの光」、修理に携わった人々の努力を伝える「ひとへの光」の三つの視点で構成。絵画、書跡、古文書、彫刻、考古資料、工芸品など多様な分野の文化財を対象とし、素材や状態に応じて施される修理技術の最前線を紹介する。
出品作は、鎌倉時代の「佐竹本三十六歌仙絵切 源信明」、高麗仏画「弥勒下生変相図」(妙満寺)、平安時代の「阿弥陀如来坐像」、江戸時代の刺繍涅槃図などが含まれる。修理によって画面の折れやたわみが改善された作品や、解体修理の過程で古文書が発見された仏像など、修理の過程で得られた知見も紹介される。
また、修理に関わる研究者、行政機関、技術者らの連携や、文化財保存修理所の取り組みなど、作品の背後にある人の営みにも焦点を当てる。
会期中には講演会や修理に関する解説プログラムも予定されている。
「文化財よ、永遠に 2026 ―次代につなぐ技とひと」は、泉屋博古館で2026年4月4日(土)~6月28日(日)に開催。観覧料は一般 1,200円など。

海北友雪筆 麟祥院本堂障壁画「雲龍図」江戸時代・17世紀 麟祥院

重要文化財「佐竹本三十六歌仙絵切 源信明」鎌倉時代・13世紀 泉屋博古館

重要文化財「阿弥陀如来坐像」平安・大治5年(1130) 泉屋博古館