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泉屋博古館「文化財よ、永遠に 2026 ―次代につなぐ技とひと」会場
京都市左京区の泉屋博古館で、特別展「文化財よ、永遠に 2026 ―次代につなぐ技とひと」が開幕した。
展覧会は、住友財団の文化財維持・修復事業助成によって修理された文化財を中心に紹介するもので、保存修理の意義と技術、そこに関わる人々の活動を伝える。修理によって展示可能な状態を回復した作品や、長年の損傷が改善された資料などが公開されている。
会場では、修理前後の比較や修理過程の写真、使用された材料や道具の展示を通じて、文化財修理の具体的な手法を紹介する。巻物を掛軸に改装したことによる損傷を修復した「佐竹本三十六歌仙絵切」や、巨大な刺繍涅槃図、解体修理で内部から古文書が見つかった仏像など、修理の成果を示す作品が並ぶ。
さらに、文化財修理に必要な研究者や行政、技術者の連携、文化財保存修理所の活動など、作品を未来へ継承するための体制にも焦点を当てる。修理を終えた文化財の公開を通じて、文化財保護の現状と課題を来場者に伝える内容となっている。
会期は三期に分かれ、展示替えを行いながら多様な文化財を紹介する。会期中には講演会や修理に関する解説も予定されている。
「文化財よ、永遠に 2026 ―次代につなぐ技とひと」は、泉屋博古館で2026年4月4日(土)~6月28日(日)に開催。観覧料は一般 1,200円など。

麟祥院本堂障壁画「雲龍図」

重要文化財 大工頭中井家関係資料のうち「数寄屋建地割 千利休好 山崎妙喜庵有之」

京都府指定文化財 報恩寺本堂障壁画「群仙図」塩川文麟筆 修理は現状維持、くりぬかれた目はそのまま

障壁画の下地 表層の絵画部分を剥がすと下地として古文書が使われている場合も

重要文化財 阿弥陀如来坐像

背板をはずした阿弥陀如来坐像