
特別展「妙心寺 禅の継承」笑い飯・哲夫さんとめぐる妙心寺展ギャラリーツアー
2026年3月7日(土)、大阪市立美術館で開催中の特別展「妙心寺 禅の継承」で、仏教・お寺好きとして知られる笑い飯・哲夫さんと担当学芸員とともにめぐるギャラリーツアーが開催された。
京都・花園の広大な地に広がる臨済宗妙心寺派の大本山・妙心寺は、約3,400の末寺を有し、境内には約40もの塔頭が立ち並ぶ禅宗寺院。
同展では、妙心寺の歴史や禅宗美術、豪壮華麗な桃山絵画など、日本美術の白眉ともいえる寺宝の数々が公開されている。
当日のギャラリーツアーには、約100名の応募者の中から抽選で選ばれた10名が参加。担当学芸員の解説に加え、哲夫さんによる仏教にまつわるトークも交えながら、展示作品を巡った。
第一章では、狩野山楽筆「龍虎図屏風」や、海北友松「花卉図屏風」など、江戸時代の開山忌で、妙心寺の大方丈に展示されていた屏風などを展示している。「妙心寺屏風」の異名を持つこれら大型屏風は、開山忌の際には大方丈の壁にフラットにして立てかけられるという。
その他、会場には、妙心寺の塔頭寺院で通常は非公開の天球院にある狩野山楽・山雪による襖絵も展示されている。
ギャラリーツアーでは学芸員ならではの見どころ解説に加え、哲夫さんの仏教に関する豆知識も紹介された。
天球院の襖絵の前で、哲夫さんは大喜利にも挑戦。《竹林猛虎図襖》で描かれている虎と竹を見て「竹の子か、ぼくは食べない、肉食だ」と即興で答え、会場の笑いと拍手を誘った。
また哲夫さんは、「妙心寺が文化財の宝庫であると知り感動した。イエズス会の紋章が入った銅鐘を妙心寺が持っているのは驚き。」と語り、妙心寺についての知識を得てから、展覧会を鑑賞することで作品をより深く味わえる、と来場者に呼びかけた。
興祖微妙大師六百五十年遠諱記念 特別展「妙心寺 禅の継承」は、2026年3月10日(火)より後期展示が始まり、長谷川等伯「枯木猿猴図」などが公開される。会期は2026年4月5日(日)まで。

大阪市立美術館 特別展「妙心寺 禅の継承」

特別展「妙心寺 禅の継承」笑い飯・哲夫さんとめぐる妙心寺展ギャラリーツアー

特別展「妙心寺 禅の継承」笑い飯・哲夫さんとめぐる妙心寺展ギャラリーツアー

重要文化財 狩野山楽・山雪「竹林猛虎図襖」江戸時代

重要文化財 狩野山楽・山雪「梅花遊禽図襖」江戸時代

狩野元信「四季花鳥図」霊雲院方丈障壁画のうち 室町時代

重要文化財「銅鐸IHS紋入」 桃山時代

特別展「妙心寺 禅の継承」笑い飯・哲夫さんとめぐる妙心寺展ギャラリーツアー
