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文化勲章受章者・中川一政(1893-1991)の77年にわたる創作の歩みを紹介する展覧会が、石川県白山市の白山市立松任中川一政記念美術館で開催される。
中川は独学で絵画を学び、油彩をはじめ、岩彩、書、陶芸、随筆など幅広い分野で活躍した芸術家。文芸誌『白樺』を通してゴッホやセザンヌに影響を受け、力強い筆致と鮮やかな色彩による生命力あふれる表現で独自の画境を切り開いた。1975年には文化勲章を受章し、日本近代洋画を代表する画家の一人として高く評価されている。
美術館開館40周年と中川の没後35年を記念する本展では、21歳の処女作《酒倉》から97歳の絶筆《静物》までを通して、77年に及ぶ画業を紹介。油彩を中心に、岩彩・墨彩、書、陶芸、挿絵原画、愛用品など計81点を展示する。
あわせて、白山市立松任中川一政記念美術館では20年ぶりとなる処女作と絶筆の同時公開、24年ぶりとなるアトリエ再現コーナーも実現し、中川の創作の軌跡を立体的にたどることができる。
「中川一政 画業77年の旅路 ―処女作から絶筆まで―」は、白山市立松任中川一政記念美術館で2026年9月5日(土)~11月29日(日)に開催。観覧料は一般400円、高校生以下無料。

中川一政《春光》1915年 真鶴町立中川一政美術館蔵

中川一政《福浦突堤》1966年 真鶴町立中川一政美術館蔵