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寛永行幸から400年 ─ 泉屋博古館で特別展が開催へ
(掲載日時:2026年8月21日)
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江戸時代初期の寛永3年(1626)、後水尾天皇が徳川秀忠・家光将軍の招きに応じ二条城へ行幸した「寛永行幸」から、2026年で400年を迎える。泉屋博古館(京都)では、この歴史的節目を記念し、寛永行幸四百年記念 特別展「寛永行幸と花の都の文化びと」を開催する。
寛永行幸は、単に徳川幕府の威信を天下に示す政治的行事にとどまらず、長びく戦乱が収束し訪れた天下泰平の世を象徴する出来事であった。これをひとつの契機として、京都を中心とする文化芸術が新たな活力を得て、優美で洗練された「寛永文化」が花開いた。
展覧会では、寛永期の文化を支えた人々の身分を超えた自由な交流に焦点を当て、その中から生まれた美を紹介する。
展示の柱となるのは、同館が所蔵する京都市指定文化財《二条城行幸図屏風》。行幸の絢爛豪華な行列や観衆の熱気を伝える本作は、同題材の屏風の中でも随一の出来栄えと評される名品である。
もうひとつの柱となるのが、寛永行幸の成功に貢献したともいえる東福門院(徳川和子)。徳川二代将軍秀忠の娘であり、後水尾天皇の后となった彼女の十二単をはじめとするゆかりの品々、また東福門院自ら制作しその美意識を伝える貴重な押絵作品を紹介する。
あわせて公家、武家、富裕な町衆らが集い、書画や茶の湯、古典文学を楽しんだ「文化サロン」の息吹を伝える名品の数々を公開。寛永期という奇跡的な時代に育まれた豊かな美意識の結晶とその広がりに、多角的なアプローチで迫る。
寛永行幸四百年記念 特別展「寛永行幸と花の都の文化びと」は、泉屋博古館で2026年9月5日(土)~10月18日(日)に開催。観覧料は一般 1,200円など。

《東福門院御料 唐衣表着》江戸時代・17世紀 京都府指定文化財 霊鑑寺【展示期間:9月5日~9月27日】