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絢爛たる《二条城行幸図屏風》
泉屋博古館(京都)において寛永行幸四百年記念 特別展「寛永行幸と花の都の文化びと」が開幕した。
寛永3年(1626)の寛永行幸から400年という記念すべき節目に、当時の京都で花開いた優美な文化と、それを創り上げた多様な人々の営みに光を当てる企画展。
会場でひときわ存在感を放っているのが、京都市指定文化財に登録されている《二条城行幸図屏風》。同題材の屏風の中でも随一の出来栄えと評される本作には、威容を誇る行幸列の賑わいや、熱狂する観衆ひとりひとりの表情、鮮やかな衣装に至るまで、当日の華やぎが精緻に表現されいる。
また、展示は屏風にとどまらず、朝廷と幕府の架け橋となった東福門院(徳川和子)ゆかりの優美な道具類や、現存最古級とされる十二単、後の羽子板や雛人形の原点ともいわれるきわめて豪奢な押絵作品へと続く。
政治的安定のもとで宮廷文化と武家文化、そして町衆の自由な感性が響き合い、洗練された「寛永美」の世界を、きら星のごとき文化人たちの交流を通じてたどる構成で、初日から多くのファンの目を楽しませている。
寛永行幸四百年記念 特別展「寛永行幸と花の都の文化びと」は、泉屋博古館で2026年9月5日(土)~10月18日(日)に開催。観覧料は一般 1,200円など。

もてなしの和歌会 幻の懐紙

東福門院入内の屏風

東福門院が生涯護持した仏舎利宝塔

現存最古 東福門院の十二単

寛永文化の花