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光を形にした多田美波、没後初の大規模回顧展 ─ 東京都現代美術館
(掲載日時:2026年8月28日)

東京都現代美術館「多田美波―光、凛と ゆれる」会場
東京都現代美術館「多田美波―光、凛と ゆれる」会場

戦後日本を代表する抽象彫刻家・造形作家、多田美波(1924–2014)の没後初となる大規模回顧展が、東京都現代美術館で開催される。

多田は生涯で約200点の彫刻と、約500点の建築関連作品を制作。公園や駅、市庁舎、ホテル、劇場など、美術館の枠を超えてさまざまな都市空間に作品を残した。ステンレス、ガラス、アクリルなど、高度経済成長期に普及した工業素材や加工技術をいち早く取り入れ、光の反射や透過、屈折、揺らぎを生かした独自の造形を追求した。

本展では、多田美波研究所の全面的な協力のもと、初期の絵画から各時代の彫刻、本人が「光造形」と呼んだシャンデリアなどの照明作品まで約70点を紹介。建築造形のパーツや写真、スケッチなどの資料もあわせ、約70年にわたる活動を俯瞰する。

会場には、周囲の環境を映し込むアクリルやステンレスの代表作をはじめ、プリズムのような色彩を放つ陶板作品など、多彩な素材による造形を展示。屋外展示エリアも使用し、素材、光、空間の関係から多田の造形世界に迫る。

さらに、現存しない作品や建築と一体化していた照明作品を再制作・再構成。1963年に銀座の松屋サロンに設置され、多田が皇居・新宮殿の光造形を手がける契機となった「チェーンデリア」を原寸大で復元するほか、光造形《瑞雲》の一部を、制作当時のクリスタルガラス・パーツ約3,000個を用いて再構成する。

「多田美波―光、凛と ゆれる」は、東京都現代美術館 企画展示室B2Fで2026年8月29日(土)~12月6日(日)に開催。観覧料は一般1,600円など。

東京都現代美術館「多田美波―光、凛と ゆれる」会場
東京都現代美術館「多田美波―光、凛と ゆれる」会場

東京都現代美術館「多田美波―光、凛と ゆれる」会場
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東京都現代美術館「多田美波―光、凛と ゆれる」会場
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東京都現代美術館「多田美波―光、凛と ゆれる」会場
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