東京駅直結の大規模複合施設「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」が、2026年9月10日(木)に開業する。館内では、映画監督・岩井俊二が八重洲を舞台に書き下ろしたオリジナルストーリーを起点にしたパブリックアートプロジェクト「TOFROM YAESU TOWER ART:人魚の街」が展開される。
岩井による「人魚の街」は、八重洲という土地に積み重なってきた歴史や人々の記憶を背景に、史実とファンタジーを交えて描かれた物語。江戸から東京へと移り変わる街の姿や、海外と日本とのつながり、水辺の記憶などを織り込みながら、八重洲という場所を新たな視点から見つめ直す内容となっている。
この物語をもとに作品を制作したのは、井口皓太、太田琢人、加藤智大、河野未彩、小林博人、secca、松尾高弘、MULTISTANDARDの8組。それぞれが物語の一章やモチーフを手がかりに、映像、彫刻、インスタレーション、グラフィックなど異なる手法で表現した。
作品は地下バスターミナル階から4階まで、施設内の各所に設置される。リアルタイムの海流や潮位データを用いた映像表現、水面の揺らぎを想起させるインスタレーション、八重洲に流れていた川の記憶をたどる作品など、建築空間を巡りながら一つの物語世界を体験する構成となっている。
また、1階には丹青社が展開するアート・工芸作品のプラットフォーム「B-OWND」の新拠点「B-OWND Gallery」もオープン。陶芸や金工など、伝統的な技法や素材を用いた現代の作家を紹介するギャラリーで、オープニングでは陶芸家・古賀崇洋の個展「THE UNIT OF FORCE」を開催する。
古賀崇洋 個展「THE UNIT OF FORCE」は2026年9月10日(木)~9月30日(水)。

井口皓太《Tides of time》

加藤智大《Anonymous-human #68: The Veiled》

河野未彩《ゴルゴーナの記憶》

太田琢人《The water is worth a thousand words.》

TOFROM YAESU 外観

TOFROM YAESU

TOFROM YAESU

TOFROM YAESU

「B-OWND Gallery」と石上賢プロデューサー