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泉屋博古館「特別展 没後100年記念 住友春翠」会場
10月31日、京都・鹿ヶ谷の泉屋博古館で「特別展 没後100年記念 住友春翠 ―仕合せの住友近代美術コレクション」が開幕した。
展覧会は、同館コレクションの礎を築いた住友家第15代当主・住友吉左衞門友純(号:春翠)の没後100年という節目に、彼が情熱を注いで収集した近代美術の全貌とその歩みを振り返る企画展である。
会場には、春翠の好みとして知られる「典雅清淡」の言葉通り、格調高く清らかな雰囲気を纏った日本画、洋画、工芸品が幅広く展開されている。同時代を生きた明治・大正期の作家たちとの深い交流を通じて春翠のもとに集まった名品に加え、かつて寄贈などの経緯により住友家を離れた旧蔵品も特別に集められており、当時の住友家における美術収集の全体像を復原的に提示する構成となっている。
さらに展示空間では、春翠の足跡と作品の取得時期を時系列で辿るクロニクル(年代記)形式の展示方法を採用。各年の出来事を記した年表と展示作品を連動させることで、いつ、どのようなきっかけで作品がコレクションに加わったのかという「めぐり合わせ(=仕合せ)」の歴史が立体的に紐解かれている。
作家や作品にまつわるエピソードもあわせて紹介され、コレクターとしての春翠の審美眼と、近代日本の美術振興に果たした大きな役割を多角的かつ重厚に伝える展示構成となっている。
「特別展 没後100年記念 住友春翠 ―仕合せの住友近代美術コレクション」は、泉屋博古館で2026年10月31日(土)~12月20日(日)に開催。観覧料は一般 1,200円など。

泉屋博古館「特別展 没後100年記念 住友春翠」会場 邸宅のしつらえとして華やかな作品を収集

泉屋博古館「特別展 没後100年記念 住友春翠」会場 会場はクロニクル形式で春翠の活動と収集を振り返る

泉屋博古館「特別展 没後100年記念 住友春翠」会場 第5回内国勧業博覧会出陳作_安藤重兵衞《銀七宝孔雀尾花瓶》

泉屋博古館「特別展 没後100年記念 住友春翠」会場 家族の誕生を祝う_初代宮川香山《犬張子香合》

泉屋博古館「特別展 没後100年記念 住友春翠」会場 一度は住友家を離れ帰ってきた尾竹竹坡《九冠鳥》

泉屋博古館「特別展 没後100年記念 住友春翠」会場 鹿子木が結んだ住友家との縁_ジャン=ピエール・ローランス《海岸絶壁》
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