
森美術館「森万里子:燦燦(さんさん)」会場
アート、テクノロジー、哲学を融合させ、国際的な評価を確立してきた現代美術家・森万里子を紹介する展覧会が、東京ではじまる。
ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム財団の協力のもとで開催される本展は、国内では2002年の「森万里子 ピュアランド」展(東京都現代美術館)以来、24年ぶりとなる大規模な個展となる。
1990年代半ば、CGを先駆的に導入したSF的な「サイボーグ」シリーズで時代の寵児となった森万里子。その後、アニメやジェンダーへの批評的アプローチから仏教の死生観や宇宙観へと関心を深め、21世紀以降は時空を超越した生命の繋がりを説く「ワンネス(Oneness)」の概念を軸に、アニミズム、縄文・ケルトの古代文化、素粒子論や宇宙物理学に及ぶ壮大な探究を重ねてきた。
本展では、初期の重要作から代表作《Wave UFO》(1999-2002年)、ニュートリノを光へと転換した《トムナフーリ》(2006年)、さらに大規模なインタラクティブ・インスタレーションまで、30年を超える軌跡を約40点の作品で包括的に紹介する。
展覧会名の「燦燦(さんさん)」が象徴するのは、仏教の光明や神道の太陽神にも通底する、彼女の実践の中心にある「光」。
最新テクノロジーを駆使した光と知覚、意識をめぐる没入的な空間は、激動の時代において私たち自身と生命の普遍的な繋がりを見つめ直す貴重な契機となる。
「森万里子:燦燦(さんさん)」は、森美術館で2026年10月31日(土)~ 2027.3.28(日)に開催。料金は、一般 平日2,800円。

森美術館「森万里子:燦燦(さんさん)」会場

森美術館「森万里子:燦燦(さんさん)」会場

森美術館「森万里子:燦燦(さんさん)」会場

森美術館「森万里子:燦燦(さんさん)」会場