東京・文京区の弥生美術館で「セーラー服と女学生」が開催されている。
日本では女学生の制服としてイメージされるセーラー服をテーマに、イラストレーションと服飾資料などを紹介する企画。
セーラー服とは19世紀中頃のイギリス海軍の水兵服がルーツ。日本では明治時代に女子のための中等教育機関として「女学校」が相次いで設立、当初は和装や、女袴などが着用されていたが、大正中期に洋装化が進行。1920年頃に福岡女学院(福岡市)、金城学院(名古屋市)、平安女学院(京都市)などがセーラー服を導入し、全国に広まっていった。
展覧会では高畠華宵、松本かつぢ、中原淳一などの抒情画家が描いたセーラー女学生の作品をはじめ、『東京女子高制服図鑑』で知られる森伸之、『美少女戦士セーラームーン』の竹内直子、セーラー服の少女像が代名詞になっている人気イラストレーターの中村佑介らによる原画を紹介。
東洋英和女学院、都立八潮高校、都立第五商業の工夫を凝らしたタイ結びの実物展示などもあり、さまざまな角度からセーラー服の秘密と魅力に迫る。
「セーラー服と女学生」は弥生美術館で2018年6月24日(日)まで開催。観覧料は一般 900円、大・高学生 800円、中・小学生 400円。
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