
2018年12月20日(木)、東京・豊島区のサンシャインシティで、漫画家の浅野いにおさんの画業20周年を記念した展覧会「浅野いにおの世界展~Ctrl+T2~」のプレス向け内覧会が行われた。
浅野いにおさんは、映画化された「ソラニン」をはじめ、累計発行部数270万部を超える「おやすみプンプン」、週刊ビッグコミックスピリッツで連載中の「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」の作者。
展覧会は浅野いにおさんの世界を大規模に紹介するもので、「ソラニン」のネームや、これまで生み出した話題作の原画のほか、初めて出版社に持ち込んだ原稿などを初公開。
浅野さんのインタビュー映像や、漫画の中でキャラクターたちが身に着けている洋服なども展示される。
展覧会のキービジュアルは、今回のために今までの全作品から総勢50キャラ以上を浅野さんが描き下ろした。
「Ctrl+T」はフォトショップのショートカットキーで「拡大・縮小」の意味。絵をパソコンに取り込んで編集作業をする浅野さんにとって「Ctrl+T」は一番よく使うショートカットキーであり、2010年に出版された画集は「Ctrl+T」と名付けられている。今回の展覧会は、基本は変わらない続編という意味で「Ctrl+T2」のタイトルとなった。
この日の内覧会では、浅野さんによるライブドローイングも実施。ファンの前で1.2m×1.2mのパネルに少女を描き「池袋のメンヘラ」と命名した。
浅野さんは20周年の漫画家生活について「これからは漫画よりも貯蓄と運用に力を入れたい」と冗談めかしつつも、自身初の大規模展について「新人の時と今とでは、かなり絵の描き方が変わっているのが分かると思う。20年かかって、ようやく理想の絵柄に辿り着いた。漫画家になりたい人にも見てもらえれば」とPRした。
「画業20周年記念企画 浅野いにおの世界展~Ctrl+T2~」は、サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4階 展示ホールAで、2018年12月21日(金)~2019年1月14日(月・祝)に開催。観覧料は一般・大学生以上 1,000円、中高生 800円、小学生以下は無料。
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サンシャインシティ 公式サイト