ニュース
    鏑木清方の名作、44年ぶりに発見 ── 東京国立近代美術館
    (掲載日時:2019年6月25日)
    (左から)《新富町》1930(昭和5)年 / 鏑木清方 《築地明石町》1927(昭和2)年 / 鏑木清方《浜町河岸》1930年 いずれも、東京国立近代美術館蔵 ©Nemoto Akio
    (左から)《新富町》1930(昭和5)年 / 鏑木清方 《築地明石町》1927(昭和2)年 / 鏑木清方《浜町河岸》1930年 いずれも、東京国立近代美術館蔵 ©Nemoto Akio


    日本画家・鏑木清方の名作で、44年にわたって所在不明だった《築地明石町》が見つかり、2019年6月24日(月)、東京国立近代美術館で記者発表が行われた。

    鏑木清方(1878-1972)は神田生まれ。水野年方に師事し、挿絵画家として人気を博する一方で、日本画でも文展や帝展で活躍。特に美人画では上村松園と並び称された。

    《築地明石町》は《新富町》《浜町河岸》とあわせて三部作となる美人画の作品。何度も展覧会に出品されていたが、1975年にサントリー美術館で開催された「回想の清方 その三」の出品を最後に、所在が分からなくなっていた。

    三部作は東京国立近代美術館に収蔵される事となり、同館主任研究員の鶴見香織氏は「清方の少年時代の思い出の土地を作品にしたは他になく、非常に珍しいもの。また、自身も初めて見たため、発見した時は嬉しかった」と話した。

    三部作は、同館の所蔵品ギャラリー第10室で、11月1日(金)~12月15日(日)に開催される「鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開」で展示される。観覧料は一般 800円、大学生 400円。


     発信:インターネットミュージアム

    東京国立近代美術館 施設詳細ページ
    「鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開」情報ページ
    「東京国立近代美術館」公式ページ
    おすすめレポート
    学芸員募集
    【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    北海道標津町文化財担当職員募集 [標津町ポー川史跡自然公園]
    北海道
    高知市職員(発掘調査員)募集 [高知市民権・文化財課]
    高知県
    新宿区文化財研究員(埋蔵文化財担当)募集 [新宿区文化観光産業部文化観光課文化資源係(新宿区役所第一分庁舎6階)等]
    東京都
    栃木県立博物館 産休・育休代替職員【学芸員(日本美術史)】募集 [栃木県立博物館]
    栃木県
    展覧会ランキング
    1
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜」
    開催中[あと54日]
    2025年7月12日(土)〜10月13日(月)
    2
    東京国立博物館 | 東京都
    特別展「江戸☆大奥」
    開催中[あと32日]
    2025年7月19日(土)〜9月21日(日)
    3
    アーティゾン美術館 | 東京都
    クロード・モネ -風景への問いかけ
    開催まであと171日
    2026年2月7日(土)〜5月24日(日)
    4
    国立西洋美術館 | 東京都
    スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで
    開催中[あと39日]
    2025年7月1日(火)〜9月28日(日)
    5
    松屋銀座 | 東京都
    モンチッチ展
    もうすぐ終了[あと5日]
    2025年8月13日(水)〜8月25日(月)