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レポート
森と湖の国 フィンランド・デザイン
サントリー美術館 | 東京都
“用の美”が光るガラス作品たち
機能性を重視しつつ、美しさも兼ね備えたフィンランドのデザイン。18世紀後半から現代に至るフィンランドのガラス作品を紹介する展覧会が、サントリー美術館で開催中です。
会場入口はプロジェクターを使ったイメージ映像
手前はアイノ&アルヴァル・アールト《アールト・フラワー 3034 A-D》1939年 カルフラ社製 イッタラ社蔵
第I章「1930年代 躍進期」
タピオ・ヴィルッカラ《ウルティマ・テューレ 2332/2052》1968年制作 イッタラ社製 フィンランド国立ガラス美術館蔵 は、LEDで色が変わる展示台に
イッタラ社の人気シリーズ〈バード〉がずらり
吹き抜けスペースでは、ハッリ・コスキネンによるクリスマスツリーをイメージしたインスタレーションも(奥)
第IV章「フィンランド・ガラスの今 Art&Life」
第IV章「フィンランド・ガラスの今 Art&Life」
“timeless design product(時代を超えた製品)”として発展してきたフィンランドのデザイン。「生活の中の美」をミュージアムのテーマに掲げているサントリー美術館には、うってつけの企画といえます。

フィンランドのデザインは家具、陶磁器、テキスタイル、雑貨とさまざまな分野で高い評価を得ていますが、本展はガラスにフォーカス。それも、王室や貴族のために作られた一点ものではなく、普段のくらしの中で使われてきた日用品が主体となっています。


プロローグ~第I章

会場はプロローグ「18世紀後半~1920年代 黎明期」の後に、「1930年代 躍進期」「1950年代 黄金期」「1960・70年代 転換期」「フィンランド・ガラスの今 Art&Life」の4章構成。

会場のあちこちには、インスタレーションやイメージ展示もあります。「展示を通して、フィンランドという国全体を体感してもらえるように心がけた」(サントリー美術館学芸副部長の土田ルリ子さん)とのことです。


会場入口には、プロジェクターを使ったイメージ映像。

フィンランドは1917年にロシアから独立(まだ100年も経っていない若い国なのです)。ガラス製品は以前から作られていましたが、当初はドイツやベネチアなどの模倣が中心でした。独自のスタイルを確立していったのは、国際展でフィンランドのデザインが注目されるようになった1930年代のことです。

この時期に活躍したのが、アイノとアルヴァルのアールト夫妻(「アルヴァ・アアルト」と書かれることもあります)。アイノの「Bölgeblick」シリーズ、アルヴァルの「Savoy」シリーズは、マイナーチェンジを繰り返しながらも、現在もイッタラ社から発売されています。


アイノ・マルシオ=アールト《プレスガラス 4056/4052/4056/4644》1932年制作 カルフラ社製 フィンランド国立ガラス美術館蔵 と、アルヴァル・アールト《アールトの花瓶 3030/9750》1937年制作 カルフラ社製 個人蔵

戦後はカイ・フランク、タピオ・ヴィルッカラらの企業デザイナーが活躍し、フィンランド・デザインは黄金時代に。その後は次第に日用品からアートの分野に転換していく傾向も見られます。


第IV章「フィンランド・ガラスの今 Art&Life」

3階の吹き抜けスペースでは、ハッリ・コスキネンによるクリスマスツリーをイメージしたインスタレーションもあります。この作品のほか、展示室内の3カ所に限り写真撮影ができるのもポイント。カメラをお持ちの方はお忘れなく。(取材:2012年11月20日)

TOKYO美術館2012-2013


エイ出版社
¥ 998

料金一般当日:1,300円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon

 
会場
会期
2012年11月21日(水)~2013年1月20日(日)
会期終了
開館時間
10:00~18:00
休館日
火曜日、年末年始(2012年12月30日(日)~2013年1月1日(火))
住所
東京都港区赤坂9-7-4  東京ミッドタウン (総合受付)ガレリア3F
電話 03-3479-8600
公式サイト http://www.suntory.co.jp/sma/index.html
料金
【当日】
一般 1,300円 大学・高校生 1,000円 中学生以下無料
【前売券】
一般 1,100円 大学・高校生 800円
サントリー美術館、チケットぴあ、ローソンチケット、
セブンイレブン、イープラスにて取扱
※前売券の販売は、2012年9月19日(水)から11月20日(火)まで
(サントリー美術館受付での販売は、11月4日(日)まで)
※ホームページ限定割引券提示で100円割引
※携帯サイトの割引券画面提示で100円割引
※詳細はホームページをご覧ください。
展覧会詳細 森と湖の国 フィンランド・デザイン 詳細情報
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