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レポート
ゆくとし くるとし ―茶道具と円山派の絵画―
三井記念美術館 | 東京都
年内は雲龍図、年明けは雪松図屏風
新年に向けての企画展が次々にはじまるこの時期。三井記念美術館は、茶道具と円山派絵画で2013年を迎えます。
山口素絢《雪中松に鹿図屏風》/円山応挙《雲龍図》
展示室1「茶の湯の名品」
重要文化財《黒楽茶碗 銘 雨雲》
茶室「如庵」に展示されているのは国宝《志野茶碗 銘卯花墻》
展示室4「円山派の絵画」
円山応挙《福禄寿・天保九如図》/円山応挙《大黒図》
亀岡規礼《酒呑童子絵巻》
展示室5「高麗茶碗」
展示室7「夜咄しの茶事」
展示は茶道具と円山派絵画の二段構え。茶道具は、前半の展示室1~3は「茶の湯の名品」で、国宝《志野茶碗 銘 卯花墻》、重要文化財《黒楽茶碗 銘 雨雲》など館蔵の名品が紹介されます。

長い展示ケースを備えた展示室5は「高麗茶碗」の特集展示。高麗茶碗は、もとは朝鮮半島で日常的な器として焼かれたものですが、日本では16世紀中頃から侘茶に適った茶碗として重用され、桃山時代には大人気となりました。


特集展示「高麗茶碗」

円山派の絵画は展示室4です。応挙をはじめ山口素絢、森狙仙、亀岡規礼などの作品が並びます。

奥に控えるのは、前期の目玉である円山応挙《雲龍図》。辰年の見納めに、12月24日(月・祝)までの展示となります。


円山派の絵画

《雲龍図》は、天明4年(1784)年、51歳の時の作品です。左側の龍は暗雲の中。右側は白い波濤が描かれ、白と黒のコントラストが目を引きます。

三井家は応挙のパトロンで、この雲龍図も作品を買ったものではなく、三井家が注文して応挙に描かせたものです。


円山応挙《雲龍図》

ちょっとかわいらしい《鬼図》は、山口素絢(やまぐちそけん)によるもの。

素絢は応挙の門人の中で最も優れた10人「応門十哲」のひとり。他に《雪中松に鹿図屏風》も素絢の作品です(12月24日まで)。


山口素絢《鬼図》

亀岡規礼(かめおかきれい)の《酒呑童子絵巻》は、上・中・下の三巻からなる絵巻物。酒呑童子退治の命を受けた源頼光一行が、酔いつぶれた童子を討ち取って都に帰るまでを、色鮮やかに描きました。

亀岡規礼も「応門十哲」のひとりです。


亀岡規礼《酒呑童子絵巻》

一部の作品は展示替えがあり、後期は2013年1月4日(金)から。後期の目玉は三井記念美術館おなじみの、円山応挙による国宝《雪松図屏風》です。(取材:2012年12月7日)


 
会場
会期
2012年12月8日(土)~2013年1月26日(土)
会期終了
開館時間
10:00~17:00(入館は16:00まで)
休館日
月曜日、および12月25日(火)~1月3日(木)、ただし、12月24日(月・祝)、1月14日(月・祝)は開館し、1月15日(火)は休館
住所
東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
電話 03-5777-8600
公式サイト http://www.mitsui-museum.jp/
料金
一般1000円(800円)、大学・高校生500円(400円)、
中学生以下無料
※70歳以上の方(要証明)また、20名様以上の団体の方は( )内割引料金となります。
※会期中一般券、学生券の半券ご提示で、2回目以降は団体料金となります。
※障害者手帳をご呈示いただいたお客様およびその介護者(1名)は無料です。
展覧会詳細 ゆくとし くるとし ―茶道具と円山派の絵画―  詳細情報
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