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レポート
エル・グレコ展
東京都美術館 | 東京都
鮮やかに上昇、圧巻の「無原罪のお宿り」
大阪の国立国際美術館で開催されていたエル・グレコ展が、いよいよ東京に巡回。最晩年の傑作「無原罪のお宿り」も含めて油彩・テンペラ画が51点、国内史上最大のエル・グレコ展となりました。
「無原罪のお宿り」
「芸術家の自画像」(右)
1章-1「肖像画家エル・グレコ」
「白貂の毛皮をまとう貴婦人」(左)
左から「聖ペテロ」「福音書記者聖ヨハネ」「聖パウロ」
「フェリペ2世の栄光」(左)
「羊飼いの礼拝」(右)
4章「近代芸術家エル・グレコの祭壇画:画家、建築家として」
展覧会サポーターの森口瑤子さんは、報道内覧会に和服で登場
マニエリスム期を代表する巨匠、エル・グレコ。ベラスケス、ゴヤとともにスペイン三大画家のひとりです。ちなみに、エル・グレコは「ギリシャ人」という意味のあだ名(本名はドメニコス・テオトコプーロス)。ギリシャで生まれてイタリアで修行、35歳頃にスペイン・トレドに移住し、亡くなるまで当地で創作を続けました。

エル・グレコの宗教画は、人物が炎のように引き伸ばされているのが特徴的です。その強烈な印象は当時の宗教関係者から大きな支持を集めましたが、没後は次第に忘れられた存在に。その後、セザンヌやピカソらの再評価で復権し、現在は西洋美術史上最も偉大な画家の一人として評価されています。


1章-1「肖像画家エル・グレコ」

展覧会ではエル・グレコが20代前半で描いた最初期の作品から、修行時代、流行画家だったトレド時代、最盛期の巨大祭壇画まで、広くエル・グレコの世界を展観します。


1-3章「見えるものと見えないもの」

エル・グレコは祭壇画の制作において、礼拝堂の空間の中で絵がどのように見られるかを入念に考察していました。絵が見上げる場所に掲げられる場合は、人物などを実際と異なる比率で描く短縮法を用いて描画。自分が描いた油彩画が収められる祭壇衝立の設計も手がけ、建築家とともに礼拝堂の建築や採光についても考えていました。


4章「近代芸術家エル・グレコの祭壇画:画家、建築家として」

本展の目玉である「無原罪のお宿り」は、会場の一番最後で展示されています。347×174cmという大作で、トレドのサン・ビセンテ聖堂オバーリェ礼拝堂の主祭壇画として制作されたものです

頭上には聖霊を表す鳩。最前景には聖母の純潔を意味するバラとユリ。中央では10頭身のマリアが吸い上げられるように上昇するさまを、鮮やかな色彩でダイナミックに描きました。


「無原罪のお宿り」

会場で楽しんでいただきたいのは「ジュニアガイド」。パウチされたA4版のシートで、作品の要点を分かりやすく解説したものです。

壁付けのパネルではなく、手にとって見比べながら作品を鑑賞できるのがポイント。「小・中学生向け」との事でしたが、報道内覧会でも大人気でした。(取材:2013年1月18日)


料金一般当日:1,600円 ほか
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon

 
会場
東京都美術館 企画展示室
会期
2013年1月19日(土)~4月7日(日)
会期終了
開館時間
9:30~17:30
休館日
月曜日(ただし2月11日は開室、12日は閉室)
住所
東京都台東区上野公園8-36
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト http://www.el-greco.jp/
料金
【当日】
一 般 1.600円 / 大学生 1.300円 / 高校生 800円 /
65歳以上 1.000円
【前売 / 団体】
一 般 1.300円 / 大学生 1.100円 / 高校生 600円 /
65歳以上 800円
※団体は20名以上※中学生以下無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉
手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添の方(1名まで)は無料
※毎月第3水曜日はシルバーデーとし、65歳以上の方は無料
※毎月第3土・翌日曜日は親子ふれあいデーとし、18歳未満の子を
同伴する保護者(都内在住)は一般当日料金の半額
※いずれも証明できるものをご持参ください
※都内の小学・中学・高校生ならびにこれらに準ずる者とその引率者が教育課程に基づく教育活動として観覧するときは無料
(事前承認が必要)
※【前売券は2012年11月5日(月)から2013年1月18日(金)まで
販売します。】
※【「グレコ券」等チケットの詳細はホームページをご覧下さい。】
展覧会詳細 エル・グレコ展 詳細情報
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