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レポート
生誕100周年記念 中原淳一展
そごう美術館(横浜駅東口 そごう横浜店 6階) | 神奈川県
日本女性を覚醒したマルチクリエーター
戦前から戦後にかけて多くの女性たちを魅了した中原淳一。生誕100周年を記念した展覧会が、そごう美術館に巡回してきました。
ショップ「ヒマワリ」の商品
着物に用いる帯紐で髪をアレンジする提案。コメントも中原の直筆
子供服のデザイン画
中原がデザインした部屋の再現。ここは写真撮影が可能です
川端康成の挿絵や装丁も。川端は中原の仕事に敬意を払っていました
新人タレントの似顔絵を描く企画、上から長門裕之と芦川いづみ
中原が描いたシンデレラのドレスを、ファッションデザイナーの丸山敬太さんが再現
晩年、不自由な身体で作った人形の数々
「それいゆ」「ひまわり」「ジュニアそれいゆ」などの雑誌編集、表紙画や挿絵の制作、ファッションの提案、インテリアデザイン、人形制作、タレントの発掘、ミュージカル衣装の制作…。中原淳一は肩書きをつけるのが難しいほど、多彩な分野で活躍したマルチクリエイターです。

本年は、中原淳一の生誕100周年かつ、没後もちょうど30年。本展は日本橋三越からスタートして横浜が3カ所目で、この後も大阪展、愛知展と続きます。

展覧会の冒頭は雑誌「それいゆ」の表紙から。「それいゆ」は中原淳一が編集した初めての雑誌で、記事の内容はもちろん執筆者の選定、グラビアで使うモデルや背景、ページ割りなどの細部まで自ら手がけました。


「それいゆ」の表紙と、戦前に開店した中原の店「ヒマワリ」の商品

展覧会は「中原淳一の世界」「あなたらしくあること ─ ファッションデザイナーとして」「生活を美しくする ─ ライフスタイルの提案」「多彩な才能」の4章構成です。

中原淳一が生涯に制作した作品は1万点を超えるといわれており、広いジャンルで旺盛に制作を続けました。


「それいゆ」表紙原画、ヘアスタイルの提案、ブラウスのデザイン、スタイルブック…

会場には、中原が「ひまわり」で提案した少女のための部屋も再現されています。

戦後の混乱が続く1950年前後の日本。少女が個室を持つことは現実的ではありませんでしたが、布をはぎ合わせて敷物にしたり、出窓を椅子代わりにしたりと、制約がある中でも工夫を凝らしたインテリアを提案してます。


再現された部屋も含めて、会場には写真撮影できる場所が3カ所あります。

最終章では、中原が描いたシンデレラのドレスをファッションデザイナーの丸山敬太さんが再現した展示なども。晩年に不自由な身体で制作した人形も紹介されています。


第4章「多彩な才能」

戦前・戦後の厳しい時代でも「女性は美しくあって欲しい」という強い信念を持っていた中原。「女性が美しくなる日本は幸せになる」というようなコピーをどこかで見ましたが、中原も同じ思いだったのでしょう。その一途な思いは、今でも私たちの心をとらえます。(取材:2013年6月5日)

100周年の詳細情報はこちら → http://www.junichi-nakahara.com



会場
会期
2013年6月1日(土)~2013年7月15日(月)
会期終了
開館時間
10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
※そごう横浜店の営業時間に準じる
休館日
そごう横浜店の休業日に準じる
住所
神奈川県横浜市西区高島2-18-1
電話 045-465-5515
公式サイト http://www.sogo-gogo.com/museum/
料金
大人 1,000(800)円/大学・高校生 800(600)円/中学生以下無料
※()内は前売および20名様以上の団体料金
※障害者手帳をお持ちの方、およびご同伴者様1名様は()内の料金でご入館いただけます。
展覧会詳細 生誕100周年記念 中原淳一展 詳細情報
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