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レポート
市民からのおくりもの2013
【2025年度中まで全館休館予定】東京都江戸東京博物館 | 東京都
没後100年、徳川慶喜の陣羽織がえどはくに
江戸東京の歴史と文化に関する資料を収集・紹介している東京都江戸東京博物館。毎年収蔵している新しい資料から、特筆すべき資料を厳選して公開する恒例の企画展が開催中です。
《白羅紗葵紋付陣羽織(徳川慶喜所用)》
《陣笠(徳川慶喜所用)》
橘右近 筆《「笑点」額》
《楽屋用のお湯を入れる容器(三遊亭圓朝所用)》
《東京新島原の景観》
林家こぶ平真打昇進時の資料
《擬宝珠》
左から《堅川の都電専用橋を渡る少女》《ビートルズ来日》
会場
江戸東京博物館が2012年度に新収蔵した資料は、寄贈、購入あわせて7,800点超。5階の第2企画展示室には、入ったばかりの資料が並びます。

おなじみの国民的テレビ番組「笑点」の額は、寄席文字の大家、故・橘右近(たちばなうこん)氏が書いたもの。「橘右近コレクション」は自身の手による寄席文字作品だけでなく、三遊亭圓朝が使っていたお湯入れから林家こぶ平真打昇進時の資料まで、膨大な寄席関係の一大資料。充実のコレクションがえどはくに加わりました。


会場の第2企画展示室

今回の最大の注目は徳川15代将軍・慶喜が所用していた陣羽織と陣笠です。渋沢栄一が編纂した書籍に写真が載っていましたが、長らく所在が不明でした。

実はこのふたつは、お揃いの品があります。陣羽織は慶喜の名代としてパリ万博に派遣された徳川昭武(慶喜の弟)が持っていったものと対をなしており、陣笠は慶喜が久能山東照宮に奉納したものと瓜二つです。

なお、徳川慶喜は今年がちょうど没後100年。記念すべき年に重要な資料が収蔵されたことになります。


徳川慶喜所用の陣笠と陣羽織

他にも注目すべき資料は数多くありますが、ここでは楽しい柄の浴衣をご紹介しましょう。

伝統的な浴衣の染技法である長板中形で人間国宝となった清水幸太郎氏の型付による浴衣。型紙2枚を組み合わせ型付けをし、ひとつの模様を完成させるという高度な技法です。

本展には3点出展されていますが下の動画はそのうちの1つで、ユニークな「女の一生」。浴衣の模様として描かれた女性の暮らしは、お酒を運んだり、花を活けたり、踊ったり。極めて楽しそうな人生模様です。


《長板中形浴衣 女の一生》

なお、開館20年を迎えた江戸東京博物館では「20歳のあなた! 20円で江戸博をまるごと楽しんじゃおう!」キャンペーンを実施中。2013年9月1日(日)までの会期中、年齢を証明できるものをご提示いただいた20歳の方(1992年7月1日~1994年4月1日生まれの方)は、20円で特別展・常設展の両方が楽しめます。小金井市の江戸東京たてもの園も同時開催中。若い方が羨ましいです。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2013年8月2日 ]


 
会場
会期
2013年8月3日(土)~9月1日(日)
会期終了
開館時間
9:30~17:30
※入館は閉館の30分前まで。
休館日
8月5日(月)・19日(月)・26日(月) ※8月12日(月)は開館
住所
東京都墨田区横網1-4-1
電話 03-3626-9974(代表)
03-3626-9974(代表)
公式サイト http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
料金
一般 600円(480円)/大学生・専門学校生 480円(380円)/中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円(240円)/中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 無料
20歳の方(1992年7月1日~1994年4月1日生まれ)20円(20円)
※中・高・大学・専門学校生の方は学生証を、65歳以上の方、20歳の方(1992年7月1日~1994年4月1日生まれ)は年齢を証明するもの(健康保険証・運転免許証など)のご提示をお願いいたします。

※(  )内は 20 人以上の団体料金。いずれも消費税込み。

*次の方は常設展観覧料が無料です。
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。(入館の際は障害者手帳等のご提示をお願いします。)

※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。(特別展の料金は展覧会ごとに定めます。)
展覧会詳細 市民からのおくりもの2013 詳細情報
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