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レポート
サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで
国立新美術館 | 東京都
2会場を使った大規模展
1967年に設立したASEAN(東南アジア諸国連合)。6億を超える人口と10年以上にわたる高い経済成長で、世界でも重要な地位を占める存在になりました。あまり知られていませんが、この地は現代アートの分野でも躍進中。東南アジアの現代美術を幅広く紹介する展覧会が、国立新美術館森美術館で開催中です。
(中央)ソピアップ・ピッチ(カンボジア)《ビッグ・ベン(大きなメンガ)》2016年 展示:森美術館
コラクリット・アルナーノンチャイ(タイ)《おかしな名前の人たちが集まった部屋の中で歴史で絵を描く 3》2015年 展示:森美術館
アディティア・ノヴァリ(インドネシア)《NGACOプロジェクト―国家への提案》2014年 展示:森美術館
フェリックス・バコロール(フィリピン)《荒れそうな空模様》2009/17年 展示:森美術館
(左から)アグス・スワゲ(インドネシア)《サイチョウと宣教師》1996年 / マニュエル・オカンポ(フィリピン)《すべてのものに開かれた天国》1994年 ともに展示:国立新美術館
ブー・ジュンフェン(シンガポール)《ハッピー&フリー》2013年 展示:国立新美術館
リー・ウェン(シンガポール)《奇妙な果実》2003年 展示:国立新美術館
ディン・Q・レ(べトナム)《アンコールの首のないブッダ》2012年 展示:国立新美術館
メラ・ヤルスマ(インドネシア)《ワニの穴》2014年 展示:国立新美術館
インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス(50音順)の10カ国で構成されるASEAN。本展はASEAN全10カ国から、計86組のアーティストが参加するもので、日本で開催される東南アジアの現代美術展としては過去最大規模となります。

会場は同じ六本木エリアに位置する、森美術館と国立新美術館の2カ所を利用。「ビエンナーレ」「トリエンナーレ」などの国際美術展と同レベルの、巨大展覧会です。

展覧会は全9セクション。森美術館では「発展とその影」「アートとは何か?なぜやるのか?」「瞑想としてのメディア」「歴史との対話」の4セクションで作品が紹介されています。


森美術館での展示

大きく「東南アジア」というくくりですが、アートをとりまく環境は各国でさまざま。フィリピンやシンガポールの充実に比べると、ブルネイやラオスの現代美術はあまり知られていません。また、軍事政権下にあったミャンマーや、共産主義思想を残すベトナムなど、政治的な差異もあります。

当然の事ながらアーティスト自身の個性もあるため、作品の方向性は一様ではありませんが、いずれもパワフル。上昇への欲求に溢れた、強いエネルギーを感じます。作品のテーマは、社会や体制に対しての批判的な目線が多いように思えました。

もうひとつの会場、国立新美術館(企画展示室 2E)では、5セクションの作品。「うつろう世界」「情熱と革命」「アーカイブ」「さまざまなアイデンティティー」「日々の生活」です。


国立新美術館での展示

映像作品も多いので、たっぷりと時間をとってご覧いただく事をお勧めいたします。ほとんどの作品は写真撮影も可能です。

[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2017年7月4日 ]

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昭文社 旅行ガイドブック 編集部 (編集)

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¥ 1,296


■サンシャワー 東南アジアの現代美術展 に関するツイート


 
会場
会期
2017年7月5日(水)~10月23日(月)
会期終了
開館時間
<企画展>
10:00~18:00
※当面の間、夜間開館は行いません。
※入場は閉館の30分前まで
<公募展>
10:00~18:00
※美術団体によって、異なる場合があります。
※入場は閉館の30分前まで
休館日
国立新美術館は火曜日休館、森美術館は会期中無休
住所
東京都港区六本木7-22-2
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト http://sunshower2017.jp/
料金
【単館】
一般 1,000(800)円/大学生 500(300)円
※()内は団体料金
【2館共通】
一般 1,800(1,600)円/大学生 800(600)円
※()内は前売料金

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※高校生及び18歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)は無料。
※障がい者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料。
※学生は身分証等をご提示ください。
※団体券は各館で販売(国立新美術館は20名以上、森美術館は15名以上で団体料金を適用)します。
展覧会詳細 サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで 詳細情報
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