
《馬形埴輪(飾馬)》 6世紀中頃(古墳時代後期)
笹鉾山2号墳から出土しました。胴部右側が欠損しますが、全体の7割以上が残っています。たてがみ、ふくらみのある胸、蹄表現が施された脚、そして鞍(くら)や鐙(あぶみ)などの様々な馬具を装着した写実的な作りをしています。鞍や鐙などは粘土を貼り付けて立体的に表現し、障泥(あおり)や胸繋(むながい)は線刻で表現しています。
担当者からのコメント
唐古・鍵考古学ミュージアムにて、馬曳人物埴輪と共に展示しています。実はミュージアムにはもう一体馬形埴輪がいるのですが、その子と比べると少し俯いていて、目も優しく穏やかに見えます。皆様ぜひ会いに来ていただいて、2体の作りの違いなど見てみてください。
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