
《伊勢物語》
『伊勢物語』東下りの章段より。在原業平とおぼしき「昔男」が、馬上から、雪の降り敷く富士の山を仰ぎ見る場面です。寛文延宝(1661~81)頃写の奈良絵本。本文・挿絵ともに「嵯峨本伊勢物語」の影響が強く認められます。
https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/200024801/19?ln=ja
担当者からのコメント
株式会社三和テッキの社長であった芦澤新二・美佐子夫妻は、生涯にわたり『伊勢物語』を愛し、蒐集した作品は千点を超える膨大なものとなりました。夫妻の没後、そのコレクション「鉄心斎文庫」は当館に寄贈されました。私どもはこれを守り、大切に受け継いでゆく所存です。
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