【ファッションとアートの幸福な関係】
明治以降の日本人女性たちの服装は、和装からからより動きやすい洋装へと徐々に移行していきました。作品に描かれた女性たちのファッションは、社会的背景や文化を反映し、時代の変遷を雄弁に物語ります。モデルたちの人柄や人生をも伝える重要な役割を果たしていると言えるでしょう。華やかな衣装に身を包む人形たちもまた、作家たちの心を捉えました。人形は収集の対象として愛玩されただけでなく、制作活動にインスピレーションをもたらす存在でもありました。本展覧会では、絵画を中心に、画家、児玉幸雄のフランスやドイツで制作されたアンティークドールコレクションや、小説家、柴田錬三郎の日本人形コレクションなどを展示します。ファッションとアートが織りなす優美な世界をお楽しみください。
同時開催【大島藤倉学園 アール・ブリュット展Ⅰ】
「アール・ブリュット」は、専門的な美術教育を受けていない人が、美術潮流に流されず、自らの衝動に従って制作するアートです。本展では大島藤倉学園の障害をもつ方々による、「リサイクル」をテーマにした作品をご紹介いたします。古新聞やカレンダーの裏紙、あるいは宅配便の中のクッション材など、不要となったモノが、彼らの手により、個性的な作品となってよみがえりました。これらの作品を通し、障害者の社会参画や、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みが、より進展することを願うものです。
なお2月21日(土)から4月12日(日)まで「大島藤倉学園アール・ブリュット展Ⅱ」を開催いたします。