ガンダーラの仏像と仏伝―釈尊のすがた―

半蔵門ミュージアム | 東京都

ガンダーラは仏像が初めてつくられた地域として知られていますが、釈尊像の特徴のひとつは、頭部の後ろに頭光と呼ばれる円形の光が刻まれていることです。頭頂部が盛り上がっていることや、一枚の衣を身に巻き付けていることなども特徴的です。さらに、周囲の神々や人々に比して大きく表現されています。これは釈尊が偉大な人物として崇拝されていたことを顕示しているのです。  今回の特集展示では、釈尊の姿が刻まれているガンダーラ仏を並べました。「占相」は赤子の釈尊に頭光があらわされています。「梵天勧請」は悟りを開いた釈尊に対して、梵天と帝釈天が人々に説法することを要請し、釈尊がそれを受け入れたところです。釈尊は実際に各地で説法を行い、多くの人々が聴聞に駆け付け、神々や動物も集いました。「説法印仏坐像」や「帝釈窟説法」は、釈尊の凛とした姿です。また、入滅(涅槃)後に釈尊の遺骨(舎利)を祀る供養塔が建てられました。「ストゥーパ型舎利容器」は舎利塔のミニチュア版で、「円筒型舎利容器」は金箔で荘厳されています。  加えて、17世紀頃にミャンマーで制作された「仏足石」も特別展示しました。左足跡をかたどり、装飾を施したものです。その大きさや壮麗さからも、釈尊が尊崇されていたことがうかがわれます。  また、釈尊の姿が絵画として描かれる際は、その肌も衣も金色にあらわされました。金色に光輝くような尊者として崇められていたことを示しているのです。そうした作例として、「釈迦十六善神像」と「仏涅槃図」を展示しました。周囲の神々や人々に比して大きく描かれていることもわかります。  常設展示のガンダーラ仏とともに、人々や神々から敬慕されていた、崇高・偉大な釈尊の姿をご覧ください。 ---------- 《イベント》 会場:半蔵門ミュージアム3階ホール(定員60名) 対象:中学生以上 参加費:無料 ※講演会の聴講には事前申込が必要です。詳細は公式サイトをご覧ください。 講演会「涅槃図の世界」会場・オンライン併催予定 釈尊が亡くなった時の情景を表す涅槃図は、ガンダーラで造形が始まり、中国を経て日本に伝わりました。涅槃図の構図、そこに描かれる個々の景物、登場人物のエピソードなどを紹介しつつ、日本の涅槃図の特徴を解説します。 日時:7月5日(日)14:00~15:30 講師:吉田 典代(半蔵門ミュージアム 上席客員研究員) ※事前申込(期間:会場聴講4月15日〜5月31日、オンライン聴講4月15日〜7月4日) 講演会「釈尊と弟子たちのすがた」会場・オンライン併催予定 仏教の開祖、釈尊を支えたのはどのような弟子たちだったのでしょうか?仏教経典には、山に籠もる生活が得意な大迦葉や、釈尊や兄弟子に注意されながらも成長していく弟子たちの個性豊かなエピソードが伝えられています。今回は、仏伝浮彫や仏涅槃図などを中心に彼らのすがたをご紹介いたします。 日時:8月2日(日)14:00~15:30 講師:岩田 朋子氏(龍谷大学教授) ※事前申込(期間:会場聴講4月15日〜5月31日、オンライン聴講4月15日〜8月1日) 江戸歴史文化講座「大名でも旗本でもない殿様」会場・オンライン併催 江戸時代の大名・旗本という区分にあてはまらない武家がいました。家臣は少なく、江戸に自らの屋敷を持たない例もあります。石高は低いけれども格式は高い、ちょっと変わった殿様たちのすがたを紹介します。 日時:6月14日(日)14:00~15:00  講師:岡崎 寛徳(当館主任学芸員) ※会場聴講は、事前申込不要(当日先着順) オンライン聴講URLは、公式サイトに掲載いたします。
会期
2026年5月23日(Sa)〜9月27日(Su)
開催まであと53日
開館時間
10時~17時30分(入館は17時まで)
料金
無料
休館日
毎週月曜日・火曜日
公式サイトhttps://www.hanzomonmuseum.jp/news/2026/03/post-120.html
会場
半蔵門ミュージアム
住所
〒102-0082 東京都千代田区一番町 25
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