巡回展

    四百年遠忌記念特別展「大名茶人 織田有楽斎」
    四百年遠忌記念特別展「大名茶人 織田有楽斎」
    京都府
    2023年4月22日(土)〜6月25日(日) 京都文化博物館
    東京都
    2024年1月31日(水)〜3月24日(日) サントリー美術館

    有楽斎(うらくさい)こと織田長益(ながます)は天文16年(1547)、織田信秀の子、信長の弟として生まれました。
    信長、秀吉、家康のもと、武将として活躍し、晩年には京都・建仁寺の塔頭である正伝院(しょうでんいん)を再興、隠棲します。
    正伝院内に建てた茶室(如庵)は国宝に指定され、各地に如庵の写しが建てられました。
    近代化の中で寺名を改めつつ、正伝永源院には現在も有楽斎ゆかりの文化財が数多く伝来しています。

    文化人・有楽斎として名高い一方、武士・長益には悲観的なイメージが付きまといます。
    天正10年(1582)本能寺の変では、二条御所に籠る自らが付き従う信忠(信長長男)の切腹後、二条御所を脱出します。
    このため、京の人々には「切腹をすすめておいて、逃げた男」と揶揄されました。
    さらにその後、信雄(信長次男)に仕え、家康と秀吉の講和を調整するなど存在感を示したものの、信雄が改易されると今度は秀吉の御伽衆(おとぎしゅう)に加わります。
    関ヶ原の戦いでは東軍として参戦、戦後も豊臣家に仕えましたが、大坂夏の陣の前には家康の許可を得て主人から離れました。

    織田、豊臣、徳川の3天下人に仕えて時流を乗り切り、75歳までの長い人生を「有楽斎」として京に隠棲した彼の心中には、どのような思いがあったのでしょうか。
    戦乱を生き延びた彼の美意識は現代の茶道に息づき、規範とされています。

    有楽斎の四百年遠忌にあたり、正伝永源院に伝わる文化財を再度調査しました。
    ここで得られた知見をもとに、織田有楽斎という人物を今一度捉え直す展覧会です。

    (プレスリリースより)

    おすすめレポート
    学芸員募集
    地域おこし協力隊(文化財調査・活用促進員)募集します! [小坂町郷土館博物館]
    秋田県
    ポーラ美術館 学芸員及びエデュケーター募集 [ポーラ美術館]
    神奈川県
    肥後の里山ギャラリーの企画・運営担当者(学芸員) [肥後銀行本店 肥後の里山ギャラリー]
    熊本県
    (公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団発掘調査職員(期限付き)募集 [埼玉県内の発掘調査現場等]
    埼玉県
    黒部市美術館 学芸員募集 [黒部市美術館]
    富山県
    展覧会ランキング
    1
    東京都美術館 | 東京都
    ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
    開催中[あと53日]
    2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
    2
    上野の森美術館 | 東京都
    「正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-」
    もうすぐ終了[あと11日]
    2025年9月20日(土)〜11月9日(日)
    3
    出羽桜美術館 | 山形県
    没後40年 有元利夫 優美な絵画世界への誘い
    開催中[あと39日]
    2025年9月5日(金)〜12月7日(日)
    4
    東京国立博物館 | 東京都
    特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」
    開催中[あと32日]
    2025年9月9日(火)〜11月30日(日)
    5
    国立西洋美術館 | 東京都
    オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
    開催中[あと109日]
    2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)