世界最古の長編小説とも称される『源氏物語』。
平安時代に紫式部によって著された本作は、平安の貴族文化を象徴するに留まらず、
後世の絵画・工芸・芸能へと連なる日本文化の源泉となりました。
日本文学史を代表するこの王朝物語は、その普遍的な魅力ゆえに、今なお時代を超えて多くの人々に愛され続けています。
雅な宮廷を舞台として繰り広げられる、光源氏や個性豊かな女性たちが織りなす人間模様。
その切なくも美しい物語世界は、文学の枠を超えて、数多の麗しい美術作品を生み出してきました。
本展では、源氏物語の場面やモチーフを表した絵画や工芸品を一堂に集めるとともに、後世に書き継がれた写本や注釈類、さらには物語から派生した芸能の広がりまでを包括的に紹介。
わが国の文化に豊かな「かがやき」を与え続けた、名作の多角的な魅力を再発見します。