インターネットミュージアム
美術館・博物館・イベント・展覧会 インターネットミュージアム
【注意】新型コロナウィルス感染防止にともない、展覧会・イベントは中止になる場合があります。必ず公式サイトでご確認ください。[休館情報はこちら]
  インターネットミュージアム  >  取材レポート  >  ウフィツィ美術館展 黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで

ウフィツィ美術館展 黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで

■ボッティチェリならでは、官能的な学問の女神
【会期終了】 メディチ家のコレクションを核にして設立された、ウフィツィ美術館。ボッティチェリをはじめとした75点で、豊かなフィレンツェ・ルネサンスを総覧します。
ルネサンス関連の美術展ではお馴染みといえるウフィツィ美術館。今までに何度も作品が貸与されていますが、「ウフィツィ美術館展」と銘打った展覧会は、実は今回が初めて。出展作品の半数以上が、ウフィツィ美術館からの出展です。

展覧会は4章構成。ロビー階(地下1階)のエントランスから進むと、第1章「大工房時代のフィレンツェ」から始まります。

大規模な芸術家工房が作品を生み出していた15世紀のフィレンツェ。入口近くの《聖ヤコブス、聖ステファヌス、聖ペテロ》を描いたドメニコ・ギルランダイオも、ヴェロッキオ工房の共同制作者です。中央には、石打ちの刑で殉教した聖ステファヌス。良く見ると、頭から血を流しているのが分かります。


第1章「大工房時代のフィレンツェ」 ドメニコ・ギルランダイオ《聖ヤコブス、聖ステファヌス、聖ペテロ》

上階に登ると、第2章は「激動のフィレンツェ、美術の黄金期の到来」。お目当てのボッティチェリ《パラスとケンタウロス》はこの章です。

学問の女神パラスが、半人半獣のケンタウロスを支配している構図。肉欲に勝利する理性=花嫁の貞潔、という事から、この作品が収蔵されていたロレンツォ・ディ・ピエルフランチェスコ・デ・メディチとセミラーミデ・アッピアーニの1482年の結婚との関わりから注文されたと考えられています。

薄い衣をまとった女神は、ボッティチェリならではの官能的な表現。ウフィツィ美術館では、同じボッティチェリの《春(プリマヴェーラ)》《ヴィーナスの誕生》と並んで展示されています。


第2章「激動のフィレンツェ、美術の黄金期の到来」 サンドロ・ボッティチェリ《パラスとケンタウロス》

奥に進むと、第3章「マニエラ・モデルナ(新時代様式)の誕生」。「芸術家列伝」を著したジョルジョ・ヴァザーリは、レオナルド・ダ・ヴィンチに始まる16世紀芸術を「マニエラ・モデルナ」と評しました。

フィレンツェのマニエラ・モデルナは、サンティッシマ・アヌンツィアータ聖堂の壁画が原点。壁画制作に加わったアンドレア・デル・サントやロッソ・フィオレンティーノらの作品が並びます。


第3章「マニエラ・モデルナ(新時代様式)の誕生」

最上階の2階は、第4章「フィレンツェ美術とメディチ家」。この時代のフィレンツェ美術にとって、メディチ家の存在はパトロン以上の存在でした。

会場中央には、歴代のメディチ家当主の肖像画も。若くしてメディチ家の指導者になったロレンツォ・イル・マニフィコ、後のウフィツィ美術館となる建物を建設したコジモ1世らを描いたのは、ブロンヅィーノと工房です。


第4章「フィレンツェ美術とメディチ家」

メディチ家最後の当主は、アンナ・マリア・ルイーザ。子のないまま1743年に死去した彼女の遺言により、メディチ家の遺産はフィレンツェに残されました。

来春はBunkamura ザ・ミュージアム「ボッティチェリとルネサンス」展も開催(2015年3月21日~6月28日)。年をまたいで、フィレンツェ・ルネサンスに注目が集まりそうです。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2014年10月14日 ]


料金一般当日:1,600円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon

 
会場東京都美術館 企画展示室
開催期間2014年10月11日(土)~2014年12月14日(日)
所在地 東京都台東区上野公園8-36
TEL : 03-5777-8600(ハローダイヤル)
HP : http://www.uffizi2014.com/
展覧会詳細へ ウフィツィ美術館展 黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで 詳細情報
新型コロナウイルス特集 with corona after corona
新型コロナウイルス特集 美術館・博物館・ミュージアムの休館・再開情報(毎日更新)
新型コロナウイルス特集 開幕延期・中止になった展覧会 会場レポート
新型コロナウイルス特集 会期が変更された2020年注目の展覧会
新型コロナウイルス特集 再開したミュージアムで始まった展覧会
取材レポート
泰巖歴史美術館がオープン'
泰巖歴史美術館
エリアレポート 豊田市美術館「久門 剛史 - らせんの練習」
[エリアレポート]
久門剛史展
東京ステーションギャラリー「神田日勝
神田日勝
東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ」'
ピーター・ドイグ
国立西洋美術館「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」'
ロンドンナショナル
エリアレポート 大阪市立美術館「フランス絵画の精華」
[エリアレポート]
フランス絵画の精華
エリアレポート 茨城県陶芸美術館「幻の横浜焼・東京焼」
[エリアレポート]
幻の横浜焼・東京焼
エリアレポート 京都市京セラ美術館がオープン
[エリアレポート]
京セラ美術館
エリアレポート ふじのくに地球環境史ミュージアム「消えゆく隣人」
[エリアレポート]
消えゆく隣人
足立美術館に「魯山人館」がオープン'
魯山人館オープン
クラシックホテル展
クラシックホテル
アソビル「バンクシー展
バンクシー
岡田美術館「生誕260年記念 北斎の肉筆画
北斎の肉筆画
三菱一号館美術館「画家が見たこども」'
画家が見たこども
エリアレポート 静岡県立美術館「開校100年 きたれ、バウハウス」
[エリアレポート]
きたれ、バウハウス
太田記念美術館「月岡芳年
月岡芳年
エリアレポート 東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」
[エリアレポート]
ピーター・ドイグ
エリアレポート 細見美術館「飄々表具 ー 杉本博司の表具表現世界 ー」
[エリアレポート]
飄々表具 杉本博司
国立新美術館「古典×現代2020」'
古典×現代2020
21_21
デザイナー達の原画
エリアレポート 愛知県陶磁美術館「異才 辻晉堂の陶彫」
[エリアレポート]
辻晉堂の陶彫
第3回 インターネットミュージアム検定
B-OWND 工芸のマーケットプレイスミュージアグッズのオンラインショップ ミュコレ
2020年の展覧会予定(東京・名古屋・大阪 近郊)
皇室がご覧になった展覧会 博物館・美術館の情報
テレビでミュージアム 博物館・美術館の情報
エリアレポート(読者による取材記事) 博物館・美術館の情報
ニュース
一覧
東日本大震災・ミュージアム関連情報サイト MUSEUM ACTION
イベント検索ランキング
ハマスホイとデンマーク絵画 写真展「138億光年 宇宙の旅」 みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ー 線の魔術 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
NHK大河ドラマ特別展「麒麟(きりん)がくる」 ランス絵画の精華 特別展『ねないこだれだ』誕生50周年記念 「せなけいこ展」 特別展 ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展
博物館・美術館検索
ミュージアム干支コレクションアワード 干支コレクションアワード「鼠」
グランプリは《大根喰う(大黒)》でした
ミュージアムキャラクターアワード2018 ミュージアムキャラクターアワード
2019、グランプリは「つくぞう&つくみ」でした
刀剣乱舞(とうらぶ)に登場する刀たち 「刀剣乱舞-ONLINE-」に実装された刀、IM取材分をまとめました。
パートナーサイト 関連リンク集

             

博物館、美術館、展覧会の情報登録
博物館、美術館、展覧会に最適。広告のお問い合わせ
インターネットミュージアムへのお問い合わせ

Copyright(C)1996-2020 Internet Museum Office. All Rights Reserved.
ミュージアム・博物館・美術館の情報サイト[インターネットミュージアム]は、丹青社グループが運営しています
協力/ (株)丹青研究所 、編集・制作/ (株)丹青社