泉屋博古館東京「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」会場
近代陶芸の巨匠で、今年生誕150年を迎えた板谷波山(1872-1963)による選りすぐりの名作などを紹介する展覧会が、東京で始まる。
板谷波山(本名・板谷嘉七)は明治5年(1872)、茨城県下館町(現・筑西市)生まれ。
東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科で岡倉天心や高村光雲に師事した後、東京・田端に移り、陶芸家「波山」として数々の名作を制作。
昭和9年(1934)には帝室技芸員に任命されたほか、戦後の昭和28年(1953)には陶芸家初の文化勲章を受章した。
展覧会では重要文化財《葆光彩磁珍果文花瓶》をはじめ、波山の作品とともに、波山が愛した故郷への思いや人となりを示す貴重な資料などを展示。
「陶聖」波山の全容を紹介する。
特別展「生誕150年記念 板谷波山の陶芸 ― 近代陶芸の巨匠、その麗しき作品と生涯」は泉屋博古館東京で2022年11月3日(木)~12月18日(日)に開催。入館料は一般 1,200円など。
泉屋博古館東京「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」会場
泉屋博古館東京「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」会場
泉屋博古館東京「生誕150年記念 板谷波山の陶芸」会場