ニュース
    イメージの拡散は版画で ― 国立西洋美術館「スペインのイメージ」
    (掲載日時:2023年7月3日)

    国立西洋美術館「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」会場
    国立西洋美術館「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」会場

    17世紀初頭から20世紀後半までの版画を通して、スペインの文化・美術に関するイメージの形成や広がりを考察する展覧会が、東京ではじまる。

    スペインは今でこそ世界中の観光客から高い人気を誇るが、歴史的には「ピレネーの向こうはアフリカである」と揶揄されたほど、他のヨーロッパ諸国からは遠く、また未知の存在だった。

    ナポレオンの侵略とスペイン独立戦争から、スペインとヨーロッパ諸国の往来がはじまると、エキゾチックで魅力的なスペインのイメージが拡散。その広がりに大きな役割を果たしたのが版画だった。

    展覧会ではリベーラからゴヤ、フォルトゥーニ、ピカソ、ミロ、ダリなどによる版画作品、約240点を展示。あわせてドラクロワやマネなど、19世紀の英仏で制作されたスペイン趣味の作品を紹介していく。

    「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」は、国立西洋美術館 企画展示室で2023年7月4日(火)~9月3日(日)に開催。入館料は一般 1,700円など。


    国立西洋美術館「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」会場
    国立西洋美術館「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」会場

    国立西洋美術館「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」会場
    国立西洋美術館「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」会場

    国立西洋美術館「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」会場
    国立西洋美術館「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」会場

    このニュースに関連するミュージアム
    おすすめレポート
    学芸員募集
    北海道標津町文化財担当職員募集 [標津町ポー川史跡自然公園]
    北海道
    新居浜市美術館 学芸員募集中 [あかがねミュージアム(新居浜市美術館および新居浜市総合文化施設)]
    愛媛県
    学芸員(考古学)募集のお知らせ [下呂市]
    岐阜県
    愛媛県今治市で令和8年度採用の学芸員(考古1名、歴史・民俗1名)を募集しています [今治市役所]
    愛媛県
    兵庫県太子町 文化財担当職員募集 [太子町教育委員会]
    兵庫県
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで
    もうすぐ終了[あと7日]
    2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
    2
    アーティゾン美術館 | 東京都
    クロード・モネ -風景への問いかけ
    開催まであと251日
    2026年2月7日(土)〜5月24日(日)
    3
    TOKYO NODE | 東京都
    デザインあ展 neo
    開催中[あと114日]
    2025年4月18日(金)〜9月23日(火)
    4
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと63日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    5
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    開催中[あと35日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)