泉屋博古館東京「ライトアップ木島櫻谷 ― 四季連作大屛風と沁みる生写し」会場
明治から昭和初期にかけて活動した、四条派の日本画家・木島櫻谷(1877-1938)の作品を紹介する展覧会が、東京ではじまる。
独特な色感の絵具を用いて、筆跡を油彩画のように立体的にみえる筆触に挑戦した大正期の櫻谷は“技巧派”と称され、動物の描写は生き生きとした豊かな表情を描き、極めて近代的な作品を制作した。
展覧会では、大正中期に大阪茶臼山に建築された住友家本邸を飾った木島の「四季連作屏風」を全点公開。
縦180㎝・幅720㎝を超える屏風は、大正4年頃から2年をかけて制作されたもので、装飾性に富んだ型の反復美は琳派好みの典型を示しながら、櫻谷の斬新で意欲的な取り組みも盛り込まれている。
あわせて、江戸時代中期に京都で生まれた円山四条派の代表的な画家たちによる花鳥画表現も紹介する。
「ライトアップ木島櫻谷 ― 四季連作大屛風と沁みる生写し」は泉屋博古館東京で2024年3月16日(土)〜5月12日(日)に開催。入館料は一般 1.000円。
泉屋博古館東京「ライトアップ木島櫻谷 ― 四季連作大屛風と沁みる生写し」会場
泉屋博古館東京「ライトアップ木島櫻谷 ― 四季連作大屛風と沁みる生写し」会場
泉屋博古館東京「ライトアップ木島櫻谷 ― 四季連作大屛風と沁みる生写し」会場
泉屋博古館東京「ライトアップ木島櫻谷 ― 四季連作大屛風と沁みる生写し」会場