
フィンセント・ファン・ゴッホ 《夜のカフェテラス(フォルム広場)》1888年9月16日頃、クレラー=ミュラー美術館 ⒸCollection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands.
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の画業前半に焦点を当てた大規模展覧会が、東京・上野の上野の森美術館で開催される。
本展は、オランダのクレラー=ミュラー美術館が所蔵するファン・ゴッホ作品を中心に構成される巡回展で、《夜のカフェテラス(フォルム広場)》をはじめとする名品を紹介。《夜のカフェテラス》が日本で公開されるのは約20年ぶりとなる。
展示では、バルビゾン派やハーグ派の影響を受けたオランダ時代から、印象派の画家たちと交流したパリ時代を経て、南仏アルルで独自の表現へ到達するまでの過程をたどる。画家として模索を重ねた前半生に焦点を当て、“誰もが知るゴッホ”が形成されていく過程を読み解く構成となる。
会場では、《夜のカフェテラス》のほか、自画像や初期作品など約60点を展示。さらに、モネやルノワールら印象派画家の作品もあわせて紹介され、19世紀後半のヨーロッパ美術の広がりを体感できる内容となっている。
また本展では《夜のカフェテラス》と《バラとシャクヤク》の2点については、写真撮影およびSNS投稿が可能。ゴッホ作品を身近に体験できる機会としても注目される。
開幕前の内覧会には、本展のためにオリジナル楽曲「肺魚」を制作したシンガーソングライターのキタニタツヤさんが登壇。「繰り返し同じシーンを描かれている作品があり、天才画家と言われるゴッホでもトライアンドエラーをしながら 制作をしていることを感じられたのが良かった。 作品に向き合って、色についた鏡のように感じた。そこにうつった自分の姿をイメージしたのが、テーマソングの「肺魚」。来館者の方もそれぞれ楽しんでいただければ」と展覧会をPRした。
第1期となる本展に続き、2027年から2028年にかけて開催される第2期では、《アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)》が約70年ぶりに来日する。
「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」は、上野の森美術館で2026年5月29日(金)~8月12日(水)に開催。観覧料は一般が平日 2,800円、土日祝 3,000円など。 6月30日(火)までは日時指定予約優先制、7月1日(水)以降は完全日時指定予約制となる。

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」キタニタツヤさん

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」キタニタツヤさん
![上野の森美術館「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」展示風景、上野の森美術館 、2026年]()
「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」展示風景、上野の森美術館 、2026年

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」展示風景、上野の森美術館 、2026年

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」展示風景、上野の森美術館 、2026年

「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」展示風景、上野の森美術館 、2026年