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中国から日本へ、時代を超えて広がる『水滸伝』 ─ 東京ステーションギャラリーで「水滸伝」
(掲載日時:2026年9月18日)

東京ステーションギャラリー「水滸伝」会場
東京ステーションギャラリー「水滸伝」会場

中国四大奇書の一つとされる『水滸伝』を、美術と資料から読み解く展覧会「水滸伝」が、東京ステーションギャラリーで始まる。物語が生まれた中国・北宋時代の背景から、日本での受容と流行、現代まで広がるイメージの変遷を紹介する。

『水滸伝』は、12世紀の徽宗皇帝の治世を舞台に、腐敗した政権に不満を抱く宋江率いる108人の豪傑が梁山泊に集う物語。日本では江戸時代に大きな流行をみせ、曲亭馬琴と葛飾北斎による『新編水滸画伝』や、馬琴の『南総里見八犬伝』など、多くの翻案や新たな表現を生み出した。

展示は5章で構成。第1章では、歌川国芳の出世作「通俗水滸伝豪傑百八人之一個(壱人)」を紹介する。現在確認されている74枚すべてを一挙公開し、筋骨たくましい豪傑たちが躍動する国芳独自の『水滸伝』世界を展観する。

『水滸伝』の舞台となった北宋時代の文化や社会背景にも注目。重要文化財・趙浙《清明上河図》や汝窯《青磁 水仙盆》、黄庭堅、米芾、蘇軾の書などを通して、都市文化が栄える一方で社会的な不安も抱えていた北宋末期の姿をたどる。さらに、明時代の版本などから物語の成立と流行を紹介する。

江戸時代以降、日本では『水滸伝』の英雄像がさらに拡張した。北斎や国芳による表現から、歌舞伎、錦絵、双六、半纏、『南総里見八犬伝』へと展開。現代では、さいとう・たかをの漫画原画や白髪一雄の作品、連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」の衣裳なども紹介し、時代ごとに変化してきた「忠義」や「抵抗」の表現を見つめる。

「水滸伝」は、東京ステーションギャラリーで2026年9月19日(土)~11月8日(日)に開催。観覧料は一般1,600円など。

東京ステーションギャラリー「水滸伝」会場
東京ステーションギャラリー「水滸伝」会場

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水滸伝
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東京ステーションギャラリー | 東京都
2026年9月19日(Sa)〜11月8日(Su)
開催中[あと30日]
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