
SOMPO美術館「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」会場
フランスの画家アルベール・マルケ(1875–1947)の画業をたどる「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」が、東京・新宿のSOMPO美術館で開催されている。日本では35年ぶりとなる本格的な回顧展で、初期から晩年までの作品約90点を紹介する。
フランス南西部の港湾都市ボルドーに生まれたマルケは、パリでアンリ・マティスと出会い、フォーヴィスムの誕生に関わった。強烈な色彩表現から次第に距離を取り、「マルケのグリ(灰色)」と呼ばれる独特の灰色をはじめ、中間色の繊細な対比による風景画へと独自の表現を築いていった。
生涯を通じて好んだのが水辺の風景で、パリのセーヌ河岸をはじめ、南仏やアルジェなど旅先の港や海辺を繰り返し描き、高所から見下ろす視点や単純化した色面によって、水辺と都市の構造を捉えた。人や車、船を簡潔な線で描く表現には日本美術の影響も指摘され、マティスから「我らの北斎」と称えられた。
本展では、マルケの最大のコレクションを有するボルドー美術館をはじめ、フランスの公立美術館、日本の主要美術館、日仏の個人所蔵家から作品を集め、画風の変遷を体系的に紹介。油彩に加えて約25点の素描類も展示し、晩年のポン=ヌフ連作にも焦点を当てる。
「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」は、SOMPO美術館で2026年9月22日(火)~12月13日(日)に開催。観覧料は一般2,000円など。

SOMPO美術館「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」会場
![SOMPO美術館「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」会場]()
SOMPO美術館「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」会場

SOMPO美術館「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」会場

SOMPO美術館「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」会場

SOMPO美術館「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」会場