
2019年1月25日(金)、東京・港区の東京都庭園美術館で「岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟」のプレス向け内覧会が開催された。
フォトコラージュ作家、岡上淑子(おかのうえとしこ)の作品を紹介する展覧会。
岡上淑子は1928年、高知県生まれ。1950年に、当時御茶ノ水にあった文化学院デザイン科に進学した後、コラージュ技法に出会い、LIFEやVOGUEなど海外の雑誌を用いたフォトコラージュ作品を、1956年までに集中的に制作した。
その存在は日本におけるシュルレアリスム運動を先導した瀧口修造に見出され、作品は瀧口の企画によるタケミヤ画廊での2度の個展や東京国立近代美術館で開催された記念碑的展覧会「幻想と抽象」にも出品されたが、結婚を期に制作から離れている。ただ、その作品は内外の美術館に所蔵されており、近年になり再注目を集めている。
東京の公立美術館での初個展となる本展では、海外で最も多くのコレクションを有するヒューストン美術館から12点のコラージュ作品が里帰り。
瀧口修造から岡上に送られた書簡などの関連資料のほか、もともと東京で洋裁を学んでいた岡上のキャリアにちなんで、1950年代のファッションも紹介する。
「岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟」は東京都庭園美術館で、2019年1月26日(土)~4月7日(日)に開催。観覧料は一般 900円、大学生(専修・各種専門学校含む)720円、中学生・高校生・65歳以上 450円。
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