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レポート
歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎 -江戸の芝居小屋-
サントリー美術館 | 東京都
悲劇を乗り越えて、新歌舞伎座へ
銀座のランドマーク、歌舞伎座。隈研吾さん設計による新歌舞伎座は、2013年4月の再オープンが迫ってきました。第五期歌舞伎座の新開場を記念した展覧会が、サントリー美術館で開催中です。
上品な会場構成も見どころ
(左)奥村政信画≪中村座歌舞伎芝居図屏風≫江戸時代 享保16年(1731) 出光美術館蔵
西村重長画≪中村座仮名手本忠臣蔵≫江戸時代 寛永2年(1749)6月頃 神戸市立博物館蔵(左手前)
(右手前)鳥居清信画≪『風流・絵本 四方屏風』市川團十郎≫江戸時代 元禄13年(1700) 平木浮世絵財団蔵
歴代の歌舞伎座模型も特別出品
≪東京新富座真図≫明治17年 国立劇場蔵(左手前)
吹き抜けでは江戸の芝居小屋を再現
(左)平櫛田中作≪六代菊五鏡獅子(六代目尾上菊五郎)≫昭和20年(1945) 株式会社歌舞伎座蔵
会場入口
今から約400年前、出雲阿国(お国)が京都で始めた踊りに端を発する歌舞伎。江戸には幕府公認の芝居小屋も作られ、庶民の絶大な人気を得ていました。

展覧会は「劇場空間の成立」「歌舞伎の名優たち」「芝居を支える人々」の三章です。役者はもとより、単なる見物人ではなく歌舞伎を支える存在であった観客にも焦点を当てていきます。

第1章「劇場空間の成立」は芝居小屋の変遷です。初期の歌舞伎は社寺の境内で行われましたが、人気の高まりに伴って仮設舞台、常設の芝居小屋と変わっていきました。

第2章「歌舞伎の名優たち」では、役者絵や役者の愛用品を展示しています。江戸時代の歌舞伎役者は、庶民が憧れる大スターでした。

第3章「芝居を支える人々」には、歌舞伎を支えた観客について。襲名のバックアップや新しい衣装の手配など、特定の役者を組織的に後援する「贔屓連中」は、すでに江戸時代に確立していました。浮絵(劇場内部を描いた透視画)を見ると、当時の観客は飲食をしたり、煙草を吸ったり、隣の人と話したりと、思い思いに歌舞伎を楽しんでいた様子が描かれています。

歌舞伎の絵ごしに展示が透けて見える、上品な会場構成も見どころのひとつです。


会場

年末の十八代目中村勘三郎さんに続いて、展覧会開幕直前に十二代目市川団十郎さんが急逝。相次ぐ悲報が歌舞伎界を襲いました。

ただ、江戸の歌舞伎は天保の改革による弾圧、空襲による歌舞伎座消失など、長い歴史の中で苦難に見舞われながらも、その度に力強く立ち上がってきました、今回の試練もきっと乗り越え、また新歌舞伎座で私たちを楽しませてくれることでしょう。(取材:2013年2月5日)

※会期中に展示替えがあります。

團十郎復活

市川 團十郎 (著)

文藝春秋
¥ 1,550

料金一般当日:1,300円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon

 
会場
会期
2013年2月6日(水)~3月31日(日)
会期終了
開館時間
10:00~18:00
休館日
火曜日
住所
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン (総合受付)ガレリア3F
電話 03-3479-8600
公式サイト http://suntory.jp/SMA/
料金
【当日】
一般 1,300円 大学・高校生 1,000円 中学生以下無料
※20名様以上の団体は100円割引
※2013年3月23日(土)は「六本木アートナイト割引」のため一般および大学・高校生は一律500円
【前売券】
一般 1,100円 大学・高校生 800円
サントリー美術館、チケットぴあ、ローソンチケット、
セブンイレブン、イープラスにて取扱
※前売券の販売は、2012年11月21日(水)から2013年2月5日(火)まで
(サントリー美術館受付での販売は、2012年11月21日(水)から2013年1月20日(日)まで)
※きものでのご来館で100円割引
※ホームページ限定割引券提示で100円割引
※携帯サイトの割引券画面提示で100円割引
※国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で100円割引
※他の割引との併用はできません
展覧会詳細 「歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎 -江戸の芝居小屋-」展 詳細情報
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