栃木県立博物館をたずねて (2)~約2800年前の土偶から生まれた「みーたん」

栃木県立博物館の「みーたん」
大きな目に丸い口、全身を彩る独特の文様。栃木県立博物館のマスコットキャラクター「みーたん」には、モデルとなった実在の資料があります。栃木市の後藤遺跡から出土した、縄文時代晩期の「ミミヅク土偶」です。
今から約2800年前につくられた土偶で、顔が鳥のミミヅクに似ていることから「ミミヅク土偶」と呼ばれています。ぱっちりとした目や丸い口、体に施された文様など、みーたんの姿には、この土偶の特徴が随所に取り入れられています。

みーたんのモデルとなった、ミミヅク土偶
みーたんが誕生したのは2011年。栃木県立博物館で開催された企画展「土偶の世界-縄文人のこころ-」をきっかけに着ぐるみが制作され、その後、来館者から愛称を募集して「みーたん」と名付けられました。
正面から見ると、大きな目と丸い口が印象的なみーたんですが、後ろ姿にも注目です。首の後ろには、髪の毛のようにも見える立体的な装飾があり、背中にも文様が施されています。着ぐるみが誕生した際、栃木県立博物館も「背中にも模様があります」と紹介しており、モデルとなったミミヅク土偶の特徴は、後ろ姿まで丁寧に表現されています。

後ろから見た「みーたん」
毎月第3日曜日に開催されている「栃木県立博物館の日イベント(県博デー)」では、学芸員による講座や子ども向けのプログラム、体験イベントなど、さまざまな催しを実施中。
県博デーで行われる「みーたんさんぽ」では、みーたんが館内に登場します。来館者との記念撮影などを通して、博物館をより身近に感じてもらう存在として活躍しています。
館内のミュージアムショップにも、みーたんがいっぱい。さまざまなみーたんグッズが並び、館を訪れた記念のお土産としても人気を集めています。

ミュージアムショップのみーたんグッズコーナー
グランプリの表彰式では、参加者に記念のオリジナルトートバッグも配布されました。みーたんのイラストが大きく描かれた特製バッグで、こちらは非売品です。

グランプリ記念のトートバッグ
約2800年前の土偶から生まれ、現在は博物館を代表する人気者となったみーたん。キャラクターを入口に、そのモデルとなった資料や縄文時代へと興味が広がっていくのも、ミュージアムキャラクターならではの魅力です。
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