たばこと塩の博物館「丸山コレクション 西アジア遊牧民の染織 塩袋と伝統のギャッベ展」会場
西アジア地域に展開する遊牧民が利用してきた、ギャッベ(手織り絨毯)や塩袋(ナマクダン)を紹介する展覧会が、東京で始まる。
イランを中心に西アジア地域に展開するカシュガイ族やクルド族などの遊牧民は、伝統的に、部族ごとの紋様を織り込んだ羊毛織りの塩袋を制作・使用してきた。
展覧会では、たばこと塩の博物館が所有する、遊牧民染織品の一大コレクションである「丸山コレクション」から、絨毯より素朴で織りも粗く、遊牧民本来の生活具としての味わいがある昔のギャッベを中心に展示。
塩袋と合わせ、現在では現地でも入手不可能な百~数十年前の毛織物の深い色合いと意匠の世界を紹介していく。
「丸山コレクション 西アジア遊牧民の染織 塩袋と伝統のギャッベ展」はたばこと塩の博物館で2022年2月26日(土)~5月15日(日)に開催。