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    戦後美術史に新たな光 ─ 東京国立近代美術館で「アンチ・アクション」展
    (掲載日時:2025年12月14日)

    東京国立近代美術館「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」会場
    東京国立近代美術館「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」」会場

    1950年代から60年代の日本の女性美術家による創作を「アンチ・アクション」というキーワードから見直す展覧会が、東京国立近代美術館ではじまる。

    戦後の日本美術界では、海外から流入した抽象芸術運動「アンフォルメル」に呼応し、女性美術家が前衛美術の領域で大きな注目を集めた。

    しかしその後、豪快さや力強さといった男性性と親密な「アクション・ペインティング」の概念が導入されると、女性美術家たちは批評の対象から外されるというジェンダー秩序の揺り戻しが生じた。

    展覧会は、中嶋泉氏のジェンダー研究の観点に基づき、この「アクション」の時代に別のかたちで応答した「彼女たち」の独自の挑戦の軌跡に焦点を当てるもの。出品作家は、草間彌生、田中敦子、福島秀子、山崎つる子ら14名で、約120点の作品を紹介する。

    「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」は、東京国立近代美術館で2025年12月16日(火)から 2026年2月8日(日)に開催。観覧料は一般 2,000円など。


    東京国立近代美術館「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」会場
    東京国立近代美術館「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」」会場

    東京国立近代美術館「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」会場
    東京国立近代美術館「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」」会場

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